親と子の相談室「てん」

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てんの気まぐれメルマガ〜カウンセリングとは

こんにちは
親と子の相談室「てん」の
木下さゆりです。
やっと寒くなってきましたね。
みなさん、
身体を温めましょう^ ^


カウンセリングとは何なのか
私の考えていることをまとめてみたいなぁと思いました。
(心理療法には色々な流派があるので
立ち位置によって治療スタイルが違うこともあります。)

一般的にカウンセリングと言うと…

 クライエント(相談にきた方)の話を
 カウンセラーが受容的な態度で傾聴する。
 その中でクライエント自身が気づきを得たり、
 整理したりするサポートをする。

悩みを解決するのではなく
悩みと向き合う作業になります。
なので、
カウンセリングは、とてもしんどいものです。
カウンセリングを受けて、
気持ちが重たくなったり、
余計しんどくなったりすることも
もちろんあります。

では、
常にこのしんどい作業を繰り返すのか、、
というと、そうではありません。

私は
今現在のクライエントの状況や心情にとって
より良い、必要としている
カウンセリングを目指しています。

例えば、
自分の課題に向き合うにはまだ怖いけど、
カウンセリングが必要だと気がついている段階の人であれば、
気楽な話もしながら、その人が「大丈夫そう」と
思えるところを話します。
また
重たい話はしたくないけど、
気持ちが辛くて耐えられない人であれば
心がほっとできる空間を
共有できる場にします。

特にこどもたちは、
ことばにできないことがほとんどです。
自分が何を求めているのかもわかりません。
一緒に居て、ほっとできたなぁ。
嫌な気持ちを少し手放せたなぁ。
少し信頼できる人もいるんやなぁ。
自分ってこんな人なんかなぁ。
そんな些細なことの積み重ねです。

カウンセリングは即効性のあるものではないです。
治療に時間がかかることから、
カウンセリングに否定的な立場の人も多いです。
(もちろん症状によっては、カウンセリングが治療の第一候補にならない時もあります)
でも、積み重ねてきたからこそ
見えることや気づいていくことが確かにあります。
子どもたちの変化も確かにあります。

カウンセリングのことを
正しく理解して、
上手く付き合っていってほしいと思います。

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