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「買う」と「捨てる」を考える
wakete.のメルマガにご登録くださりありがとうございます。
本日から19日まで夏休みをいただいております。
朝からルーティンが常に押し気味の子どもたちと一緒に、ゆっくりPCに向かう時間ができまして、
メルマガやっとこ第3号!
忘れたころに配信してまいりますので、届きましたらwakete.を思い出してください(笑)
さて
本当は「Plastic Free JULY」の7月の内にお伝えしたかった話題
「プラスチックリサイクル」について書きます。
みなさんの町ではプラスチックは分別回収されているでしょうか?
食品パック、容器などのパッケージ、セロファンやビニール、ジップロック袋などが
それに該当しているかと思います。
その使い捨てプラスチック、きちんと分別して出せば、新しいものに生まれ変わるためにリサイクルされていると
私はずっと思っていました。数年前までは。
日本のプラスチックリサイクル率は、全体の8割ほどと言われています。
そのうち、まさに新たなものに再生することを「マテリアルリサイクル」といい約2割。
ガスや油など、原料にすることを「ケミカルリサイクル」といい1割満たず。
残りの6割弱は「サーマルリサイクル」といって、プラスチックを焼却した「熱エネルギー」を回収して利用することをいいます。
?
リサイクルって、次の使命を与えることではないの??と思いませんか?
ちなみに、廃プラスチックの残りの2割は、焼却や埋立による最終処分です。
燃やすということは、二酸化炭素が排出されますから温熱効果ガスとして、温暖化に加担します。
また、焼却されたプラスチックは、「熱エネルギー」を使われようが使われまいが、
この世から消えるわけではなく、その灰が残ります。
灰は、狭い日本の海や山に最終処分場として埋立地があり、埋められます。
水質や地質を配慮されているといわれてはいますが、それが永久ではないことは容易に想像できます。
現に、日本の各所にある埋立地も、このままのごみの量で推移すれば、
2040年には満タンになってしまうと想定されています。
満タンになったらどうなるでしょうか?
最終処分場を失なうことで、不法投棄や不法な処理が増え、
公衆衛生問題や環境問題がより深刻になることも予想できます。
環境面だけでなく、人体への影響も問題視されています。
プラスチックの環境ホルモンによる健康被害は、すでに身近におきていて、
生理痛、内膜症、精子の数や運動能力の低下、精子の奇形、子宮がん、卵巣がん、乳がん、発達障害、IQ低下などが
その影響とも言われています。
マイクロプラスチックが血液中から検出されたという症例は、日本でもあります。
これらのことを顧みると、プラスチックの消費を減らすことが、
健康や自然環境を良くしていく、少なくとも悪くしないことは言うまでもありません。
買い物に行けば当たり前のように使い捨てプラスチックを購入し、
当たり前のように廃棄して、ゴミ回収に出せば「リセット」されたかのように感じますが、
着実にいい環境からは遠ざかっています。
私たちにできる事は、なるべく消費しないこと。
今一度、5Rを確認!
①Refuse ゴミになるものを断ること
②Reduce ゴミを作らないこと
③Reuse 繰り返し使うこと
④Repair 修理して使うこと
⑤Recycle 再生すること
マイボトル、マイタンブラー、マイ容器、マイカトラリーなど持ち歩き、
堂々とエコ活を楽しむ大人の姿に、子どもたちもそれを当たり前として受け取っていくのではないでしょうか。
未来の地球のために、「買うと捨てる」を一緒に考えてみませんか?
本日も、お読みくださりありがとうございます。
<参考になるサイト>
◎プラスチックリサイクルについて
▶https://earthene.com/media/294
▶https://kankyounomikata.co.jp/corporate/business/service/column/plastic-recycle-problem/
◎埋立地(最終処分場)について
▶https://sdgs.yahoo.co.jp/featured/258.html
▶https://toyokeizai.net/articles/-/667540