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てんの気まぐれメルマガ〜不安との付き合い方
こんにちは
親と子の相談室「てん」の
木下さゆりです。
私のところに来る子は
本当に色んなことを考えています。
そこまで思いを巡らせることができるのは
その子の才能や力ですが、
人一倍、
それ以上不安も強くなりやすいです。
こうなったらどうしよう
こう言われたらどうしよう
考えれば、考えるだけ
心配事が増えて
動けなくなってしまいます。
不安への対処法はいくつかありますが、
まずは
「不安になることは悪くない」と思うこと。
不安=悪
と捉えると、
「不安になる自分はだめだ!」という思考になってしまいます。
「今、自分は不安になっているぞ」とただ捉えることが大事です。
そうすることで、
「不安な自分」と少し距離を取れます。
自分の心の調子が悪いことに気がつくことは
大事な力です。
今日は気持ちが上がらないから
無理はしないでおこう。
あの人とはあまりかかわらないでおこう。
など、自分に負担をかけなくて済みます。
何に不安になっているのか
考えることができる人は
誰かに話したり
文字に起こしたりするといいです。
そうすることで
さらに不安と距離を取ることができます。
ここでも
「こんな自分はだめだ!」と思いすぎないこと。
どうしてもそうなりやすい人は
「自分は悪くない」「大丈夫」
と言いましょう。
不安から少し距離が取れたら
自分が落ち着ける活動を探しましょう。
眠ることができる人は一度眠るといいです。
運動や食べること、ゲームなども過度で
なければいいです。
気持ちが和らげることを見つけましょう。
どうしても行動に移さないといけないことが
ある場合は
自分が少し頑張ってできそうなことを
具体的な行動として決めるといいです。
漠然としたことを思っていると
どうしていいのかわからず、
また不安になります。
そして
不安になっていることを
考えること自体がしんどい人は
ただ「しんどい」「不安だ」と思って
自分が安心できることだけするようにしましょう。
「今の自分には安心感や休憩が必要だ」と
割り切って休みましょう。
不安のレベルや今のコンディションによって
できることは違います。
少しずつ不安とお付き合いができるようになると
「あっ、またこの感じに陥ってるわ!」と
気がつけるようになります。
不安になることを恐れすぎずに、
不安になったときには自分を大切に。