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[coffee kazzy]焙煎方式について
いつもお世話になっております。
coffee kazzyの梶です。 本日はコーヒー焙煎方式についてお伝えしていきます。
コーヒー豆の焙煎方式において、大きく分けて直火式と熱風式があります。焙煎機の内部で豆に加えられる熱の供給方法の違いを指します。これらの方法は、焙煎のプロセスや焙煎される豆の風味プロファイルに影響を与える要素です。二つの要素をとり入れた半熱風式もありますが構造的には直火式に類似しています。
直火式は、焙煎機内に直接的な熱源(バーナーなど)を備える方法です。熱源からの炎が焙煎機の内部に伝わり、焙煎機の底部に配置された焙煎ドラム内のコーヒー豆に熱を供給します。この方法では、熱が焙煎ドラムを通じて豆に伝わり、豆が直接熱され、直火式はバーナーの熱も豆に与えます。直火式は、熱の伝導による焙煎が特徴であり、焙煎豆の表面がキャラメリゼーション(糖がキャラメル化する現象)されることが多いです。
半熱風式は直火式とほぼ同じですが豆に直接火を当てず焙煎を進めていきます。
熱風式は、焙煎機内に送風機を使用して熱風を送り込む方法です。焙煎機の底部には熱源がありません。送風機が熱風を発生させ、焙煎機内の空気が循環し、コーヒー豆に均一な熱が供給されます。この方法では、風によって熱風が均一に広がり、焙煎豆が空中で浮遊しながら加熱されるため、焙煎豆の外側から内側への均一な加熱が得られます。熱風式は、焙煎豆の表面の均一な焼き加減を実現し、風味の保持にも寄与します。
どちらの方式も、焙煎のプロセスと最終的なコーヒー豆の風味に影響を与えます。直火式はキャラメリゼーションを強調し、ボディや香ばしさが増す可能性があります。一方、熱風式は均一な焙煎を重視し、酸味や風味のクリアさを保つことができる特性があります。焙煎師は、焙煎目的や求める風味プロファイルに合わせて、どちらの方式を選択するか検討します。
coffee kazzyは直火式の焙煎機を使用しています。