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てんの気まぐれメルマガ〜学校って

こんにちは
親と子の相談室「てん」の
木下さゆりです。


スクールカウンセラーの仕事をしていると
真面目な親御さんによく会います。

私は…
不真面目です。
ひねくれ者です。
(高校のときの担任にも言われました。
校則が厳しい高校に行っていて、
先生に
「なんのために校則があると思っているの!」と
怒られたときに
「大人が管理しやすいためやろー」と
言い返しました。笑)

学校という組織に
それなりにはまれる人は良いと思いますが、
上手にはまれなくて不安になったり、
自信をなくしたりしてしまうような人は
学校という枠にはまらなくて全然良いと思っています。

じゃあ、
すぐに「学校をやめる!!」という選択にするのではなく
(そうした方がいい極限の人もいますが)
そんな場所と自分はどう付き合っていくのが良いかを考える必要があります。

私は、学校は
“社会生活の練習場所”
だと思っています。
練習なので、
失敗してもいいですし
色々試してもいいです。

例えば、
月2回、週1回など休む時間があると
エネルギーが回復できるし、そうしてみる。
1日学校に居るのはしんどいけど、
半日なら行けそう。
クラスはしんどいけど、
別室なら行けそう。
などなど…

「学校は休んではいけない」
「勉強が抜けては取り返しがつかない」
「みんながしているのに、できていない…」
など、
自分(親)の価値観に縛られていませんか?

「やりたくないことはやらないでおこう」
という提案ではありません。

その子どもにとって、
かなりハードルの高いことを目標にしていないか。
ちょうどいい目標設定になっているかを
見極める必要があります。

大人と違って、
子どもは選べる社会がかなり限られています。
自分で選択できるようになるまで、
子ども自身が潰れないようにすることを
優先に考えることが
大人としての役目だと思っています。

学校や社会に対する自分の価値観や固定概念の見直しもしてみましょう。

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