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てんの気まぐれメルマガ〜自分の価値観や固定概念を見直す
こんにちは
親と子の相談室「てん」の
木下さゆりです。
大学院時代に
自分の中の枠を常に考える作業をすることを
先生に教えられました。
枠というのは、
自分の中にある
「こうすべき」「こうあるべき」といった
固定概念や価値観です。
私たち
対人援助職のような人は特に
自分の培ってきた“普通”が
本当に正しいのかを
常々考えておく必要があります。
自分の価値観や固定概念を基準に
相手を判断しないようにしなくてはなりません。
でも、何でもOKではありません。
一般的な普通の感覚を持っておくことも大切です。
そうすることで、
他者の話を聞く中で
「なんでそうしないといけないと思ってるの?」
「それは、周囲の人はこう捉えると思う」
など質問や助言をすることができます。
しかし
長年染みついた価値観や
固定概念の呪縛から
自分を解き放つことは
簡単ではないです。
多くの人がそのことに苦しんでいるのです。
私自身も
子育てをしていく中で
自分の中の「こうしなければいけない」という
呪縛に縛られて
苦しい期間が続きました・・・
「周りの人の迷惑にならないように」
「働いていても、子育てが手抜きにならないように」
「母親になったんだからこうしなくちゃ」
などなど、
【私たち親子】軸ではなく
【周囲から社会からの評価】軸での
子育てになっていました。
私は世の中がコロナになって
休まないといけない状況になったことで
身体と気持ちの余白ができました。
「気にしないでいいよー」
「適当でも大だよー」と
ズボラな母になりましたが
子どもたちからしたら、
ゆるーい母親になったかと思います。
(もちろん今でも鋭い母になることもあります、笑)
考え方や生き方をすぐに変えることはできません。
でも、向き合いたい時がきたのであれば
“自分はどんな生き方をしたいのか”を考えて
その方向に近づいていけるように
応援したいと思っています。