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お手?!
こんにちは。
作文110番の森下です。
お気に入りのお蕎麦屋さんでの出来事。
年輩の男性が大将を呼び出して
エンドレスに文句を言っています。
「このおっちゃん、なにゆーとんねん。
固いうんぬんはあなたの事情でしょ?
歯が弱くて食べられない・・・と
店側に文句を言ってないで、
『僕は年寄りで歯が弱くて、
大根を食べきれなくてごめんなさい』
と言うべきだよ。何考えてんねん!ったく!」
と心の中でつぶやいていたところ・・・。
大将には私が味方だとわかったのでしょうか。
お会計時に「これ、どうぞ!」
とおいしいお漬物をビニルに入れたものを
大将からいただきました!!
※脳内では完璧に関西弁です。
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さて、読み手に伝わるためには
「具体的に書く!」
という文章の鉄則があります。
生徒を指導する際に私自身、
口酸っぱくいうのですが・・・。
するとどうなるか?
ひたすら時系列で事実だけをダラダラと書いて
「具体的に書いているでしょう?」
というドヤ顔を見せる生徒たち。
ウーン・・・。ちなみにこれは学年はあまり関係ないです。
具体的とは言い換えると読み手にとって
「情景が目に浮かぶ」ような文章です。
以下の文章を読んでみてください。
「 ディナーショーでその推しとツーショットを撮る機会があったのです。
が、 順番が3番目くらいで、考える暇がなくオススメを聞いても、
推しも困った様子で手を出してきたのです。
条件反射で手を乗せたら、
そこを撮られお手状態のツーショットになりました…」
私・・・このラインの文章を読んで大爆笑しました。
「お手状態」というキーワードに。
飼い主がペット等に「お手、おかわり」
と芸をさせる、あの「お手」です。
前後の文章がないのでこの状況、
分かりづらいかもしれませんが。
私の友人が自分の「推し」、
タイのアイドルに会いに行った時の出来事です。
日本語が通じないため
お互いにとっさの行動になったという次第。
ちなみに、友人に写真を見せてもらったら
まさに「お手」の状態でした。
具体的表現≒情景をイメージしやすい表現
≒誰もが知っている情景に置き換える(たとえる)を
意識すると楽しく、しかも伝わる文章になります!!