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メールマガジン バックナンバー
てんの気まぐれメルマガ〜アサーション
こんにちは
親と子の相談室「てん」
木下さゆりです。
前回のメルマガでは
【ヤマアラシのジレンマ】を
取り上げました。
人間関係の“ちょうど良い距離”をとることに
葛藤が起こることを伝えましたが…
では
“ちょうど良い人間関係”とは
どう構築していくといいのでしょうか?
ヒントの一つとして、
【アサーション】という
コミュニケーションのスキルがあります。
アサーションとは
相手を尊重しつつ、自分の意見を伝えるものです。
(ことばにすると、その通り!と思うんですが)
アサーションの考え方では
自己主張のパターンは
①攻撃タイプ
→相手がしたことや言ったことに
攻撃的に対応しやすい人
②非主張タイプ
→何も言わず黙っている人
③アサーティブ
→①と②の真ん中あたりの人
に大まかに分かれます。
あなたは、どのタイプに近いでしょうか?
日本人は何も言わずに黙ってやり過ごすことが
圧倒的に多いかと思います。
でも
このアサーションの考え方では
「自己主張をする」ことが大事で
『どうやって自己主張をするのか』ということが問われています。
例えば
自分が列に並んでいたのに、
割り込んできた人がいたときに・・・
①怒っていう、のでもなく
②何も言わない、のでもなく
③「私が列に並んでいるから、後ろに並んでほしい」と
要望を伝える。
もちろんこの後、相手の返しがあるので
さらにどう返していくのかは考える必要があります。
伝えるときの、
声のトーンや表情といった
ノンバーバル(非言語でのコミュニケーション)面も
意識をする必要もあります。
こういったことを自分も相手も気をつけることができる。
多くの人がより良いコミュニケーションを目指していける。
そんな社会になっていくと良いですよね。