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てんの気まぐれメルマガ〜ちょうど良い人間関係
こんにちは
親と子の相談室「てん」
木下さゆりです。
今回はカウンセリングをしている中で、
久しぶりに思い出した心理学用語があったので
みなさんと共有したいと思います。
有名なものなので(?)
知っている方もおられるかもしれませんが、
私が大学時代に初めて目にしたときに
心に落ちたものです。
【ヤマアラシのジレンマ】
人間関係における葛藤を比喩したものです。
ヤマアラシは体に鋭い針毛のある動物なんですが、
近づこうとすればするほど、
互いを傷つけてしまう。距離をとりすぎると寒さを凌げないという
「ちょうど良い距離」を取ることの難しさを表しています。
人間関係においても
親しくなりたいと思うほど、お互いを傷つけてしまうことがありますよね。
当時の私は、
自分だけが上手に人とうまくかかわれないんじゃないかと思っていましたが、
この用語を見て、
みんな同じような悩みがあることに
心が救われました。
「ちょうど良い距離感」を保つために、
時にぶつかったり、離れたりしても良いのです。
ただ大きく振れると、
相手に大怪我をさせたり、
もう近づけなかったりすることになります。
真ん中あたりで揺れておけるようにしておきたいものです。
(調べたらエヴァの中でも使われていたみたいですね)
日常の中で起こることを
「今はこういう状態かもしれない」と俯瞰して見られると、
落ち着いたり、
前向きになったりすることもあります。