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2024年 能登半島地震 心よりお見舞い申し上げます。熊本地震の経験から伝えたいこと!
能登半島地震の被災者の皆様には心よりお見舞い申し上げます。
熊本地震を被災している私たちにとって、今回はお返しする番です。
しっかりと震災復興に向けてともに歩みたいと思います。
東日本大震災と同規模の被災は尋常ではなく、これからの余震のことを思うと、今でも心臓がしんどかった時を思い出します。
震源の深さ10㎞のごく浅い地震は、空気が振動する音も聞こえますし、震度3でも空気を切り裂くような振動の記憶がよみがえって、心臓がバクバクします。これが1年続きます。心臓の弱い方にはこれからがしんどいです。でも慣れるしかありません。乗り越えて頂きたいです。
私は震災の時に、被災者の避難所である体育館で緑茶をふるまいました。身体もあたたまり、「やっと落ち着いた」という言葉を受けて、お茶をふるまってよかったなぁと思いました。
お茶には、気持ちを落ち着ける作用と、気持ちを奮い立たせる作用と正反対の機能が含まれています。気持ちを落ち着かせたいときには気持ちが落ち着き、気持ちを奮い立たせるときには気持ちが奮い立つ。そんな機能があります。
また、お茶の飲用は、感染症の予防にも役に立ちます。食中毒の予防にも役に立ちます。食料が不足する中、空腹を満たす働きもあります。
熊本地震の時には、生鮮野菜が不足しました。不足する栄養素は、緑茶の茶殻を食べることで、ある程度は補給できます。茶殻にはβカロテンやビタミンE、食物繊維が豊富に含まれています。野菜不足の時には茶殻を食べるようにすると、空腹も満たされ、栄養補給も可能です。
私たちが、被災後、一番うれしかったのは、寄付金でもない、ネットでの商品販売でした。被災直後は、絶望感にさいなまれましたが、一歩一歩前進していく中で、商品の注文と一緒に「頑張ってください」の文字が本当に心にしみました。私たちは、「がんばるけん」と返しながら、お客様の注文に応えて動く時が一番充実を感じました。地域の経済を廻すことが現地が元気になる一番の特効薬です。もうしばらくすれば、ネット環境が整ことでしょう。
その時は、被災地の小さなお店の何か一品二品、購入しようと思います。頑張ってくださいの文字を添えて・・・
そして、1杯のお茶が、前進するパワーになってくれれば幸いです。頑張れ北陸!