新しいお茶との出会い
新しいお茶との出会い
昭和30年代、静岡県で美味しいお茶を追求して誕生した新しい製茶方法で作られたお茶が深蒸し茶です。
この深蒸し茶製法のお茶は、味わい深く、まろやかで、独特の香気がありました。
創業者である堀野六郎は、衝撃を受け、以来この深蒸し茶に傾倒することになります。
九州、熊本で初めて深蒸し茶を広めた時は、形が崩れ、粉のように見える深蒸し茶の評価は極めて低いものでした。
それでも、この美味しいお茶は必ず消費者にわかってもらえるという信念のもと、熊本の生産者とともに熊本の深むし茶を育てて参りました。
昭和50年代の緑茶大増産では、全国で深むし茶が認知され始めます。それに伴い九州のお茶は水色の美しい、鮮緑のお茶が流行り始めました。
お茶が緑色なのは、九州のお茶の特長になっていきました。
かぶせの技法
九州のお茶はかぶせ茶が9割超えているのではというほど被せ栽培が多いのです。味わいが甘くまろやかになるのと、水色の美しさが特長です。
水色が良い葉には欠点が見つかりません。肥培管理が悪いと水色はよくなりません。虫や病気にやられると水色はよくなりません。摘むタイミングが悪いと水色はよくなりません。早く摘みすぎても、遅く摘みすぎても水色はよくなりません。水色はとてもデリケート。だから水色の良いお茶はいいお茶の証でもあります。（露地栽培は露地栽培の良さがあるのですが、それは後々に）
私たちは「茶舗」と呼ばれる集団です。
実は、お茶屋さんには３つのカテゴリーがあります。「生産農家」「茶舗」「茶店」です。一般的にはみんなお茶屋さんですが、大きな違いがあります。これは紅茶の世界でも同じで、全世界共通です。
生産農家とはお茶の生産者のことで、お茶の原料である「荒茶」をつくるのが主な仕事です。自分の畑でお茶を生産しますから、農家ごとに肥培管理の違いや品種の違い、製造技術の違いにより味わいが変化します。産地でお茶の味は決まりません。
生産者ごとに味わいは違います。そして、その生産者の味わいは毎年変わるのが運命です。
なぜならば、毎年同じ気候ではないからです。毎年、お茶の樹も年を取るからです。人間と一緒、毎年同じお茶を作ることは不可能です。
茶舗は、生産農家から荒茶を仕入れ、独自のブレンド、仕上技術でお茶を製品化するところです。
紅茶の世界ではブレンダーといいますが、お茶の味わいは茶舗で決まるのが我々の常識です。茶舗それぞれに目指している味わいや香り、水色があります。私たちは100g1000円というお茶を、毎年違う原料で同じような味わいに仕上げています。美味しい茶舗は自園を持ってはいけないと言われています。その意味は、毎年変わる自園の茶の味わいに左右されることから言われています。毎年信頼できる味わいにするために、毎年違う材料で自社の茶の味わいを作り出せる技術が茶舗の技術です。抹茶も茶道の中では、どこの産地ですかなどとは言いません。お詰めもとはどちらですか？というように抹茶を作った会社を聞きます。茶の葉はブレンドできる農作物ですから、江戸時代よりこの茶舗という分類のお茶屋さんが存在しているのです。当然、弊社は「茶舗」でありますから、工場直売、自社で仕上げたお茶を販売しています。紅茶の世界でもブレンダーがすべてと言われます。ブレンド（配合）でお茶の味は決まります。
茶店は、茶舗で仕上げたお茶を仕入れて販売するところです。店主のプロデュース能力が重要ですが、茶の生産県でないエリアのお茶屋さんはだいたいこのタイプです。工場があるかないかとか、入札権があるかないかとか、現代では様々な形に分岐して参りました。
健康管理士として
お茶は古より不老長寿の妙薬と呼ばれます。お茶を使って、さらに健康増進を進めてもらいたい。わが社の理念は、お客さんに健康を販売すること。健康のためには様々な商品を開発して参りました。健康茶などもそのひとつです。
ダイエットも個人のステージで何をやるべきかは変わります。ダイエットにも順番があるのです。体のどこから改善を始めるか、ただ食事の量を減らせばいいというものでもないのです。
最近ではフレイル対策のお茶も作りました。虚弱にいかに対応するかですが、お茶に様々な成分を加えます。もちろん漢方に準じて行います。美味しく飲んで頂くためには茶舗の技術が必要です。まずは自分ですべて試します。自分に良いものなら人様にお勧めできます。その為に毎月、大学教授のレッスンや勉強会、情報誌からの最新情報、メーカーの商品情報などから最適なものを選び出し、リーズナブルな価格で提供することを目指しています。そのなかで最大限の恵みが享受出来たらと思っています。
是非、一度お試しください。産地とか忘れて、純粋に茶舗の味わいをお楽しみください。新しい発見が必ずあります。消費者目線のお茶の常識は、ほぼほぼ間違っていることが多いです。あなたの知らない本当のお茶の世界をのぞいてみませんか！
昭和30年代、静岡県で美味しいお茶を追求して誕生した新しい製茶方法で作られたお茶が深蒸し茶です。
この深蒸し茶製法のお茶は、味わい深く、まろやかで、独特の香気がありました。
創業者である堀野六郎は、衝撃を受け、以来この深蒸し茶に傾倒することになります。
九州、熊本で初めて深蒸し茶を広めた時は、形が崩れ、粉のように見える深蒸し茶の評価は極めて低いものでした。
それでも、この美味しいお茶は必ず消費者にわかってもらえるという信念のもと、熊本の生産者とともに熊本の深むし茶を育てて参りました。
昭和50年代の緑茶大増産では、全国で深むし茶が認知され始めます。それに伴い九州のお茶は水色の美しい、鮮緑のお茶が流行り始めました。
お茶が緑色なのは、九州のお茶の特長になっていきました。
かぶせの技法
九州のお茶はかぶせ茶が9割超えているのではというほど被せ栽培が多いのです。味わいが甘くまろやかになるのと、水色の美しさが特長です。
水色が良い葉には欠点が見つかりません。肥培管理が悪いと水色はよくなりません。虫や病気にやられると水色はよくなりません。摘むタイミングが悪いと水色はよくなりません。早く摘みすぎても、遅く摘みすぎても水色はよくなりません。水色はとてもデリケート。だから水色の良いお茶はいいお茶の証でもあります。（露地栽培は露地栽培の良さがあるのですが、それは後々に）
私たちは「茶舗」と呼ばれる集団です。
実は、お茶屋さんには３つのカテゴリーがあります。「生産農家」「茶舗」「茶店」です。一般的にはみんなお茶屋さんですが、大きな違いがあります。これは紅茶の世界でも同じで、全世界共通です。
生産農家とはお茶の生産者のことで、お茶の原料である「荒茶」をつくるのが主な仕事です。自分の畑でお茶を生産しますから、農家ごとに肥培管理の違いや品種の違い、製造技術の違いにより味わいが変化します。産地でお茶の味は決まりません。
生産者ごとに味わいは違います。そして、その生産者の味わいは毎年変わるのが運命です。
なぜならば、毎年同じ気候ではないからです。毎年、お茶の樹も年を取るからです。人間と一緒、毎年同じお茶を作ることは不可能です。
茶舗は、生産農家から荒茶を仕入れ、独自のブレンド、仕上技術でお茶を製品化するところです。
紅茶の世界ではブレンダーといいますが、お茶の味わいは茶舗で決まるのが我々の常識です。茶舗それぞれに目指している味わいや香り、水色があります。私たちは100g1000円というお茶を、毎年違う原料で同じような味わいに仕上げています。美味しい茶舗は自園を持ってはいけないと言われています。その意味は、毎年変わる自園の茶の味わいに左右されることから言われています。毎年信頼できる味わいにするために、毎年違う材料で自社の茶の味わいを作り出せる技術が茶舗の技術です。抹茶も茶道の中では、どこの産地ですかなどとは言いません。お詰めもとはどちらですか？というように抹茶を作った会社を聞きます。茶の葉はブレンドできる農作物ですから、江戸時代よりこの茶舗という分類のお茶屋さんが存在しているのです。当然、弊社は「茶舗」でありますから、工場直売、自社で仕上げたお茶を販売しています。紅茶の世界でもブレンダーがすべてと言われます。ブレンド（配合）でお茶の味は決まります。
茶店は、茶舗で仕上げたお茶を仕入れて販売するところです。店主のプロデュース能力が重要ですが、茶の生産県でないエリアのお茶屋さんはだいたいこのタイプです。工場があるかないかとか、入札権があるかないかとか、現代では様々な形に分岐して参りました。
健康管理士として
お茶は古より不老長寿の妙薬と呼ばれます。お茶を使って、さらに健康増進を進めてもらいたい。わが社の理念は、お客さんに健康を販売すること。健康のためには様々な商品を開発して参りました。健康茶などもそのひとつです。
ダイエットも個人のステージで何をやるべきかは変わります。ダイエットにも順番があるのです。体のどこから改善を始めるか、ただ食事の量を減らせばいいというものでもないのです。
最近ではフレイル対策のお茶も作りました。虚弱にいかに対応するかですが、お茶に様々な成分を加えます。もちろん漢方に準じて行います。美味しく飲んで頂くためには茶舗の技術が必要です。まずは自分ですべて試します。自分に良いものなら人様にお勧めできます。その為に毎月、大学教授のレッスンや勉強会、情報誌からの最新情報、メーカーの商品情報などから最適なものを選び出し、リーズナブルな価格で提供することを目指しています。そのなかで最大限の恵みが享受出来たらと思っています。
是非、一度お試しください。産地とか忘れて、純粋に茶舗の味わいをお楽しみください。新しい発見が必ずあります。消費者目線のお茶の常識は、ほぼほぼ間違っていることが多いです。あなたの知らない本当のお茶の世界をのぞいてみませんか！
新茶はなぜ貴重なのか
新茶が鹿児島県を皮切りに北上していっています。
ＧＷのころが最盛期になるのではないでしょうか？
新茶の季節感がなくなってきました。新茶の価値がわからなくなっているのだと思います。
ペットボトルの新茶では、新茶の香りはほとんど楽しめません。リーフのお茶でないと楽しめないのです。
日本人の味覚は旨味を重視する傾向があります。旨味を感じる味覚が欧米人に比べ多いのも事実です。
その日本人が、アミノ酸の香りを珍重しているのが「新茶の薫り」なのです。
この薫りは、現代の技術でも再現が不可能なほど複雑で、いまだに実現されていません。
この薫りは、１年に一度、八十八夜の前後２週間しか薫らない貴重な香りなのです。
この薫りを逃したら、また来年なのですが、農作物なので同じ味わい、同じ香りには絶対なりません。
昔より、日本人は新茶の香りをこよなく愛でてきました。今年の新茶の香りは一期一会の香りです。
美味しく淹れよう！深むし新茶の美味しい淹れ方（２０２３年バージョン）
水出し茶を急須で手早く、簡単に！お茶は深むし茶のほうが簡単に出ます。粉茶もOK
※形のはっきりしている浅蒸しのお茶は、茶葉が開くまで１分から２分抽出時間が必要です。
※購入した茶舗で、お茶に合った淹れ方、茶種に合った急須をご使用ください。深むし茶用の急須ではすべての茶種を美味しく淹れることが可能です。
抹茶いもンブラン（茶以香カフェ） 安納芋と県産栗をミックス。抹茶のほろ苦さをご堪能頂けます。
