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【健塾/KENJUKU メルマガ】自閉症スペクトラムってなに?
自閉症スペクトラム…。かつて隆盛を誇ったADHDに代わり自閉症スペクトラム(Autism Spectrum Disorder: ASD)が精神医学によって押されています。
そもそも「自閉症」とはなんでしょう?
英語ではDisorder となっていますので「疾患」「障害」ではなく「不調な状態」となりますので「症」という言葉は不適切です。
また「自閉」という単語についても明確な定義は存在せず、故に科学的な診断基準や治癒基準はありません。そもそも曖昧なのです。ですから診断に際しては例外なく精神科医の主観(憶測、推測、フィーリング)で決められるに過ぎません。
そこに「スペクトラム(『連続体』あるいは『範囲』という意味)がつくといよいよワケが分からなくなります。時にそうだったり、時にそうでなかったり、色々と変化する…というような感じです。よく「グレーゾーン」などとも言われていましたが、そうなると誰でも彼でもそれに当てはめることができるようになります。精神科医たちにとっては極めて都合の良い病名です。
人生に於いて相当な困難があったとしても、それらの状態や行動性が病気であると結論付ける病理学的根拠は一切明かされていません。それはADHDでも統合失調症でもうつ病でも同じですが、単に「病名」だけが存在しているということです。そうした病名になんの価値があるというのでしょう…。それは単にコミュニケーションに於ける問題だけなのかもしれません。それは単に性格なのかもしれません。それは単に人間関係から生じたものなのかもしれません。精神科医たちのコミュニケーションが崩壊している姿をしばしば目にしますが、彼らにコミュニケーションの問題は解決できません。精神医学の教科書にコミュニケーションのやり方に関する効果的な理論・技術はありません。
そして「精神医学」が介入することで問題が解決するのでしょうか?
これまでの歴史を見ても、精神科医たちがそこに介入することで更に状況は悪化していくことは明々白々です。
病気でないものを病気に仕立て上げて治療をするのです。しかもその治療には麻薬同等品(向精神薬)が多く使用されたり、強制的(非自発的)な措置が多く講じられたり、社会との距離がどんどん広がっていってしまうような状況に置かれていきます。
精神医学は更に子どもたちをマーケットに取り込むために「自閉症スペクトラム」を大宣伝し → https://sesamestreetjapan.org/Diversity/index.html 、また自分たちにとって都合の良い制度を作らせて学校教育の現場への介入を強めています。
精神医学は助けになりません。