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【縁箱enbacoです】自分の内側の声に寄り添う日々ですが、まだまだ修行中です

縁箱enbaco 布田ゆかり(ふだゆかり)です。
メルマガを開いていただきありがとうございます!!



『定本 ハピネス・トラップ』をざぁ~!!っと流し読みをしました。
https://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480843265/

黄色い表紙は本棚の中でも抜群の存在感を放っています💦
読まなきゃ読まなきゃ……と気持ちを圧迫する存在でもあったのですが、意を決して、流し読みをしました(≧▽≦)
ハピネス・トラップ(幸福という罠)という言葉に興味を惹かれて入手したように記憶しています。
「幸福になりたい……幸せが欲しい……」とつぶやくほどに幸せという言葉? 現象? にがんじがらめになっちゃうんだよなぁ、と感じていたんですよね。



興味をもって購入したはずなのになぜ流し読みを許可したのか……というと、ワークは「できない自分」を浮き彫りにするんですもの、頑張れなかったんです……。
とはいえ最後まで読み進めるエネルギーをくれたのは
「自分は完全無欠でなんの間違いも犯さないといったふうを装う著者が書く自己啓発本には我慢ならない。私たちは人間で、人間は間違うものだ」(p184)という表記までたどり着けたから。
著者を信頼できるかも!? と思いましたが、ここまでが長かった……。



自己啓発本、何冊買って何冊手放したのかもうわかりません(ノД`)・゜・。
結局は「自分にはできない……」という内側の声に負けただけなのかもしれませんが、手元にあることが苦しかったんですよね。
合わないものは合わない、と認めるまでが苦しかったです。
どんなに努力してもその著者のいう輝かしい世界にたどり着けないことはありますし、どんな人でもできる!! と書いてはあるのにできなかったときの落胆ぶりといったら……自分を上手に否定するには最適な道具を手に入れた、という結果を生むだけです。
この本を読んで行動してみてもやっぱりダメだった……と感じたなら、気に病むことなくその本を手放しましょう!!
あなたに合う本じゃなかっただけですから!!
(「行動してみても」は最重要ですよ、読んだだけじゃ何も変わりません、残念ながら……)



ふだにとっては熟読し日々共に過ごしたくなる相棒にはまだなっていませんが、あなたの日々を心地よく過ごす親友になってくれるかもしれないので、良いところをご紹介いたしますね(*´艸`)

この本は、ワークをできなくてもいい、このワークはあなたには合わない可能性がある、ということを繰り返し伝えてくれます。
できないことを許容してくれる言葉というのは、何かを頑張るときにとても大切な相棒です。

ひとという存在に限らず動物には、生き延びるのには必須の逃走本能が備わっています。
哀しい想いにとらわれてしまったとき、過食に走ったりジャンクフードが手放せなくなったりするのも本能の一面です。
でも感情は自分の内側で湧いているものだから、無視しても撃破しようとしてもなくならないんですよね。
しかもかまってちゃんだから「こっち見て!! 大切に扱って!!」と大騒ぎするので、向き合わないといけない状況が頻発します。

じゃあ向き合ってあげようじゃないの!! と力を貸してくれるのがこの本です。
すぐにはできないかもしれないけれど、うまくいってないな……と感じたときにパラパラとできそうなワークを探してみるには良い1冊ではないでしょうか。



「マインドフルネス」は「禅から派生したもの」という解釈が一般的かと思うのですが、
この本には
「マインドフルネスは仏教由来のものだとする人々も多い。だがこれは正しくない。仏教の歴史はたかだか2600年だが、マインドフルネスは4000年以上前のユダヤ教、ヨガにさかのぼることができる。もっとも、ACTは東洋の古くからの伝統をベースにしているわけではない。それは現代の、宗教とは無関係の科学的アプローチであり、行動心理学の一種で、”機能的文脈主義 
functional contextualism”という、えらく複雑で舌を噛みそうなものに由来している」(p231)という一文を発見して、(じゃあなぜマインドフルネスという言葉を使ったんだ? ヨガってインド発祥でしょ? 東洋は科学的じゃないと念押ししたかったの?)と思ったので、モヤモヤをここにおいていきます(*ノωノ)





Association for Contextual Behavioral Science(以下、「ACBS」と表記する)公認の正式な日本支部HPがありましたので、興味のある方はのぞいてみてください。
https://www.act-japan-acbs.jp/index.html



大量の本があり過ぎて、手に取るべき本が見つからないのは、現代のコンテンツの多さによる弊害ですよね(;^_^A
手に取りたくなるきっかけをお渡しできたら嬉しいです。



ここまでお読みいただき、ありがとうございました!!
次回を楽しみにお待ちいただけたら嬉しいです♫

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