ゆらぎ整体名古屋堀田院【自律神経系機能回復/姿勢矯正】

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くすりのこと④

くすりのこと④
【特異体質】
(くすりの有害反応)

時々、特異体質という言葉を
聞くことがあります。

かなり昔からある学術用語で、
を与えられた患者さんが、
予期しないような反応や症状を
示してしまうことをさします。

もちろん、その病気や症状に
適切な薬を、適切な量かつ
正しい使い方で与えられた
もかかわらず起こる状態です。

病気を治療しようと思って
薬を出した医師としては、
常にあわてることになります。

全く予期できないので、
防ぎようはないともいえますが、
患者さんにとっては迷惑な話で、
医師に対する不信感が出ても
やむを得ないところでしょうか。

しかし、その後、特異体質と
呼ばれていた患者さんの反応が、
病的な免疫反応であるアレルギー
反応によるものが多数含まれて
いることが明らかになりました。

アレルギー反応なら原因となる
薬は明らかなので、防ぐことが
できます。

一方、こうしたアレルギー
反応では説明ができない、
予期しない反応が起こることも
わかっています。

現代の医学では、
こうしたアレルギーではない
予期せぬ反応を起こす体質を
特異体質といっています。

今後、解決されなければ
ならない課題です。

ところが、最近は医師以外の
方が特異体質という言葉を
乱用しています。

たとえば、薬とは全く無関係に、
よく汗をかく人のことを
特異体質といってしまったり
するのです。

こうした言葉は一見、
相当高度なことをいっている
印象を与えますが、実は何も
意味していないので、誤解を
招くばかりなのです。

どうも日本人は四文字熟語に
弱いようです。

最後までお読み下さり
ありがとうございました。

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