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皮のしくみ(皮膚)①
皮のしくみ(皮膚)①
人の皮膚は、動物の皮と
見た目も全く違っています。
よく皮というと、単純に体を
包んでいるものという印象があり、
美容以外には注意を払わない人も
多いですが、実はとても大事なもの
なのです。
皮膚のことも少し考えて見ましょう!
【日焼け】
(メラニン色素)
夏は海水浴、プールなど
肌の露出が多くなり日焼けが
気になりますね。
日焼けには、強い日差しで
皮膚の細胞が障害を受けて
赤くヒリヒリするサンバーンと、
色素沈着により色が黒くなる
サンタンがあります。
黒さの正体はメラニン色素です。
これにはとても大事な役割が
あります。
なんといっても、メラニン色素が
多いのは黒人の方々です。
一方、極端に少ないのが
白人の方々です。
強い日差しはサンバーンを起こし、
さらに光にさらされ続けると、
皮膚ガンが起こりやすくなります。
その発症率は白人で圧倒的に高く、
黒人ではほとんど起こりません。
つまり、メラニン色素は
日光による障害を防ぐ働きが
あるのです。
メラニン色素は黒色に近いので、
光線のエネルギーを吸収する
働きがあります。
こうして、メラニン色素より
内側にある皮膚の細胞に、
光線が届くのを阻止して
いるのです。
光線の中でもとくに紫外線は、
発ガン作用が明らかです。
この紫外線も、メラニン色素が
吸収しているのです。
人が夏の強い日差しを
浴びると、障害を避けるために
メラニン色素をつくる
メラニン細胞が活発に活動し
始めます。
ただ、色素をつくるのに
少し時間がかかるので、
サンバーンになった翌日
ぐらいから次第に黒くなって
ゆくのです。
こうして、色が黒くなると、
光線に対して強くなり、
強い日差しを浴びても、
サンバーンになりづらく
なります。
美容では目の敵にされる
メラニン色素ですが、
実は大事なものなのです。
美白って本当にいいこと
なのでしょうか?
最後までお読み下さり
ありがとうございました。