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体のしくみ(細胞・全身)③
体のしくみ(細胞・全身)③
【子供がかわいいわけ】
(世代交代と育児)
人の体は社会に例える
ことができます。
体をつくっているすべての
細胞はそれぞれ役割があって、
その役割に徹しています。
脳はいちばん重要に
見えていますが、それぞれの
役割の調整役にすぎません。
脳がすべてだと思う人は
独裁政治を許す精神構造
だと心配しています。
それぐらい大事な細胞社会
ですが、これを80年、90年と
保つためには、常に新しい
細胞の台頭が必要です。
でも、野放図に若い細胞を
増やすと、大きな禍根を残します。
この状態がガンなのです。
つまり、人という細胞社会を
支えるためには、若い世代を
きちんと育てなければ
ならないのです。
そこで、実際の人間社会を
考えてみると、子供を
慈しむのは、人間社会に
とってごく当たり前のことだと
気づきます。
なにせ、一人では猛獣に
素手で太刀打ちできない人間が
地球上で繁栄を謳歌できるのは、
人間が役割分担してお互いに
助け合う「社会」というしくみを
つくることができたからに
ほかならないからです。
もちろん、子供を持てない
夫婦、子供を持たない夫婦も
たくさんいるし、その人たちの
生き方は尊重されるに足るものです。
でも、そういう人たちも社会で
生きて役割を担っているのだから、
将来を担う世代を育てているのです。
つまり、子供はかわいいのです。
人が人として生きる基本的感情の
一つなのです。
もし、子供がかわいくないと
思っている人がいたら、
その感情を10年、いや5年だけ
封印してください。
必ずわかるようになりま
す。
子供は宝です。
最後までお読み下さり
ありがとうございました。