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体のしくみ(細胞・全身)②
体のしくみ(細胞・全身)②
【体の水】
(細胞内液と細胞外液)
夏は汗をかくので、水分補給に
気を使います。
人の体には水分が必要ですが、
飲んだ水分はどのように使われる
のでしょうか。
成人では体重の60%を水分が
占めています。
新生児のころはもっと多くて
70%ですが、お年寄りは50%に
減ります。
この水分の大半は体をつくる
細胞の中にあります。
身近なもので細胞の中に
水分があることをたとえると、
イクラがいいですね。
イクラ自体はたくさんの
細胞でできているのですが、
口の中に入れるとプチプチと
はじけて、中からおいしい汁が
出てきます。
これが細胞の中の水分、
つまり細胞内液のイメージです。
ところで、イクラを冷蔵庫で
保存するときは乾燥しないように
塩水か、しょうゆなどに
漬け込んで保存しますね。
体の中の細胞も同じです。
乾燥しないように、周りに
水分が取り囲んでいます。
この水分を組織液といいます。
スリ傷を負ったときに透明な
水分が染み出てきますが、
これが組織液です。
もう1つ体の中には重要な
水分があります。
そう、血液です。
血液中の水分、つまり血漿は
体重の5%程度あります。
これら体の中の水分はすべて
塩水でできています。
とくに細胞の外側になる
組織液と血漿にはナトリウムと
塩素、すなわち食塩がたくさん
含まれています。
こうして飲んだ水分は
体をつくっているので
す。
ただ、真水ではないので、
汗をかいたときは水分補給と
同時に塩分補給が欠かせない
のです。
すると、少し熱いですけど
コブ茶なんておすすめかも。
コブ茶が出たので
今日はこの辺で。
最後までお読み下さり
ありがとうございました。