年をとること（老化）③
【しわと老化】
(しわと日光)

よく老いることの象徴として

しわのことが挙げられます。

お年寄りの顔に刻まれた
しわは、樹木の年輪のように、

その人の人生を象徴して

印象深いものだと思います。

方で、とくに女性は顔のしわを

「老ける」ことの象徴として

嫌がる傾向が強いです。

そこで、お肌のお手入れとか、

しわ取りクリームとか、

いろいろ試されて努力を

惜しまない方も多いようです。

ところで、しわはどうして

できるのでしょうか？

しわは赤ちゃんのときから

あります。

たとえば、手首や足首のしわ。

これは手足が成長するのに

備えて、あらかじめつくって

ある皮膚がたるんでいるのです。

一方、年を経るにつれて

できてくるしわには二つ

あります。

一つは関節の周りのしわの

ように、頻繁に皮膚がのび縮み

するので、しわになるもので、

服にできるしわと同じような

ものです。

もう一つは、皮膚の水分や

皮下組織の弾力性などが失われ、

次第に細かいしわができてくる

ものです。

これが、女性が目の敵に

している「小じわ」です。

ところで、小じわは顔に

よくできるのですが、

胸やおなかの皮膚では

あまりみません。

顔にかなりのしわが

刻まれたお年寄りでも、

体の皮膚はスベスべとして

いたりします。

顔にしわができやすく

なるのは、一概に老化とは

いえないような気がします。

元来、顔は常に外気や日光に

さらされているので、これによる

影響によって次第にしわが

できるのです。

長年のお化粧も影響が

あるのかもしれません。

しわ取り治療を

「アンチエイジング」

という人がいますが、

何か違う気がするのです。

最後までお読み下さり

ありがとうございました。