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年をとること(老化)②
年をとること(老化)②
【寿命ということ】
(生殖能力と寿命)
人はいくつまで
生きられるのでしょうか?
現代の最新の科学でも、
まだ解明されていません。
実際に長生きをした
世界長寿記録は122歳
あまりですので、120歳
あたりが寿命といえるかも
しれません。
この場合の寿命は、病気や
ケガなどで命を落とさなかった
としたら、どれだけ生きら
れるのかという考え方です。
でも、実際はほとんどの人が
病気やケガなどで人生を
終えるのですから、人は
平均的にどのくらい生きられる
のかという考え方と寿命とは
異なるものですね。
ところで、他の動物の
寿命を見てみると、
あることに気づきます。
それは、ほとんどの動物が
生殖能力を失うと、まもなく
寿命を迎えるということです。
たとえば、昆虫は卵を産むと、
その数日後には死んでしまい
ます。
病気ではなく、みんなコロッと
死んでしまうので、まさしく
寿命といえるものです。
産卵を終えたサケは
「ホッチャレ」
なんていわれ、すっかり
ボロボロの体になって
絶命します。
犬や猫などでも似たような
もので、生殖能力を失うと
数年で死んでしまいます。
では、人はどうでしょうか?
昔の人はやはり生殖能力が
失われるころに死んでしまう
ことが多かったようで、
「人間50年」なんて歌われて
いたりしました。
しかし、今は違います。
生殖能力がなくなったって、
健やかで充実した人生が
20~30年は続くのです。
これはどうも人が豊かな
文明を築いた結果として
獲得したようです。
「あと何年生きる」
なんて考えるよりも、
せっかくのオマケの人生、
楽しまない手はありませんよ。
最後までお読み下さり
ありがとうございました。