ゆらぎ整体名古屋堀田院【自律神経系機能回復/姿勢矯正】

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動くしくみ(筋肉)⑥

動くしくみ(筋肉)⑥

【瞬発力と持久力】
(解糖過程とクレブス回路)


筋肉の「速さ」は瞬発力と

結びつけられます。


このためには、筋肉の

エネルギー源である

ブドウ糖をすばやく

分解利用する解糖過程を

使います。


酸素を必要としないことから

嫌気的解糖系とも呼ばれます。


このしくみを使い続けると、

ブドウ糖の分解産物である

ピルビン酸が生じ、さらに

乳酸に変化して筋肉に

たくさん貯まります。


乳酸は酸性を示す物質で、

筋肉の性能を低下させ

疲労を感じます。


筋肉が力を出すことを

燃焼に例えると、解糖過程は

木や紙に火をつけると

すぐに火がつき、勢いよく

燃え上がり、すぐに消えて

燃えカスがたくさん残る様子に

似ています。


乳酸が、燃えカスに

当たるわけです。


一方、「強さ」や「美しさ」

には力の持続が必要です。


そこで、解糖過程で生じた

ピルビン酸が乳酸になる前に、

これと酸素を使って、さらに

大量のエネルギーを取り出す

クレブス回路を使います。


水と二酸化炭素が

燃えカスとなります。


このしくみは発動するのに

時間を要しますが、乳酸が

生じないので疲れにくくなり、

筋肉の持久力を支えます。


ちょうど、なかなか火が

つかないけど、ひとたび

つけば、高温で長くもち、

燃えカスが少ない木炭や

石炭の燃焼にたとえる

ことができます。


最後までお読み下さり

ありがとうございました。

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