ゆらぎ整体名古屋堀田院【自律神経系機能回復/姿勢矯正】

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感じるしくみ(感覚系)④

感じるしくみ(感覚系)④
【辛味の秘密】
(辛味のしくみ)


先に、味覚は甘味、塩味、

酸味、苦味、うま味の五つの

基本的な味で形づくられる

ことをお話ししました。


でも、この中から辛味が

抜けていることにお気づき

でしょうか。


私たちの食生活で辛味の

占める位置はかなり重要です。


適度な辛さは食べ物のおいしさを

引き立てます。


では、なぜ辛味は基本の味に

はいっていないのでしょうか。


それは、味覚を感じる装置である

味蕾が、辛味に対しては全く

反応しないからです。


では、どうして辛味を感じる

のでしょう。


辛味を生じる成分は研究の結果、

たくさん明らかになっています。


代表的なのがカプサイシンと

呼ばれるトウガラシに入って

いる成分です。


このカプサイシンは、生理学の

研究でなんと痛覚神経を刺激する

ことが明らかになりました。


つまり、口の中の粘膜の

痛覚神経を軽く刺激すると、

これを人は辛いと感じるのです。


ですから、今はやりの激辛の

料理をムリして食べると、

辛いというよりロの中が痛く

なってくるのです。


この痛み刺激は血管を開く

効果もあるので、充血が起こって

熱感を伴い、水が欲しくなるのです。


ところで最近、野菜不足などの

偏った食生活が原因で、味を

感じにくくなる障害ある人が

増えています。


この障害は、味蕾の数が急速に

減少することで起こります。


一方、辛さは味蕾と関係ないので、

味を感じにくくなった人は、

それを辛さで補おうとします。


やたらと辛いのが好きなあなた、

何にでもトウガラシ粉をかけて

しまうあなた、
偏食していませんか?


最後までお読み下さり

ありがとうございました。

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