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感じるしくみ(感覚系)③
感じるしくみ(感覚系)③
【お酒の味わい】
(味蕾の分布)
味は塩味、酸味、甘味、
苦味の四つの基本の味の
組み合わせで感じられると
考えられています。
さらにこの四つの味に
当てはまらないうま味が
あることは、かつて日本の
研究者の努力により
見い出されていました。
そしてうま味を生じる
成分としてイノシン酸や
グルタミン酸を発見しました。
最近になってようやく国際的に
認められました。
やはり、日本人の味覚は
鋭いのでしょうか?
そういえば、日本人はミソや
ダシ汁などのうま味が
好きですね。
ところで、味は、舌やノドの
粘膜にある味蕾というしくみで
感じ取ります。
味蕾は五つの味それぞれの
専用のものが存在している
わけではなく、五つの味を
同時に感じているようです。
しかし、味に対する感受性を
調べると、舌の部分でとくに
感じやすい味覚が異なる
ようです。
うま味は舌全体で感じる
ようですが、塩味は舌先から
舌の両縁で感じやすく、
甘味は舌先でとくに感じやすい
ようです。
酸味は舌の両縁から根元で
感じやすくなっています。
苦味は舌先と口腔の天井の
奥の部分(軟口蓋)でとくに
感じやすいのがわかっています。
そこで、私が考えたお酒の
味わい方です。
甘味が強い日本酒は舌先で
なめるようするのがよく、
酸味のあるワインは舌の縁に
転がすようにすると味わい
深くなり、ビールはノドの
奥に流し込むようにすると
苦味を楽しめるのではないか、
というわけです。
つまり、昔からいわれる
お酒の飲み方は理にかなって
いるのです。
でも、こんな粋な飲み方は
最初のうちだけですね。
とくに私は反省が必要です、、、
最後までお読み下さり
ありがとうございました。