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メールマガジン バックナンバー
感じるしくみ(感覚系)①
感じるしくみ(感覚系)
私たちは常に何かを
感じています。
温かいとか、体に何かが
触れているとかです。
さらに、音は常に聞こえるし、
目はいつも何かを見ています。
これらすべてが「感じている」
ということです。
さらに体の周りのこと
だけでなく、体の中のことも
感じています。
だから手足をうまく動
かせるのです。「感じる」は大事です。
【朝のコーヒー】
(嗅覚と睡眠)
コーヒーの香りで
目覚めた、、、
ちょっとカッコいい
朝の風景です。
和風なら「みそ汁のにおいで
おはよう!」でしょうか。
さわやかな朝の風景には
いいにおいがします。
においの感覚、嗅覚は、
他の感覚と異なる独特の特徴が
あります。
まず、嗅覚には「慣れ」が
生じやすいことです。
トイレに長い間入っていると、
においを感じなくなります。
自分の部屋のにおいは
気づきませんが、他人の
部屋では独特のにおいを
感じたりします。
嗅覚は、環境の変化を
察知するしくみです。
そのために、慣れによって
常にあるにおいを無視する
ことで、新たなにおいを
鋭敏にとらえているのです。
これとは逆に、体に侵害が
あるときの警告信号である
「痛み」は、慣れがほとんど
ありません。
痛みに慣れるのは危険ですよね。
次に、嗅覚を大脳に伝える
しくみにも特徴があります。
嗅覚以外の感覚が脳の中の
視床という部分を経由するのに
対し、嗅覚だけは視床を
経由しません。
ところで、朝のコーヒー
の件ですが、視床を経由する
感覚情報は睡眠中に大脳には
届かないけれど、嗅覚は視床を
経由しないので大脳へ
届いてしまう、つまり嗅覚は
眠らないと考えられてきました。
だから、眠っている間の
においには慣れていますが、
コーヒーやみそ汁など新たな
においが生じると、それに反応
して、目が覚めるのという
わけです。
ただ、最新の研究では、
覚も深い眠りに入ると
遮断される可能性が示されて
います。
嗅覚が、いちばん目覚め
やすいと言い直すべきかも
しれません。
朝のコーヒーは早起きに最
適です。
さて、誰がコーヒー
を入れてくれるのか、、、
最後までお読み下さり
ありがとうございました。