ゆらぎ整体名古屋堀田院【自律神経系機能回復/姿勢矯正】

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温かみのしくみ(体温)⑤

温かみのしくみ(体温)⑤
【ブルブルの秘密】

(ふるえ熱産生)


冬の時期に体が芯まで

冷えると、自然と体が

ブルブルとふるえて、

ひどくなるとアゴも震えて

歯がガチガチと鳴り出します。


ふるえは、骨格筋の細かい

収縮によって起こります。


腕や足の筋肉で観察すると、

ふるえのときは、関節を

曲げる筋肉(屈筋)と

伸ばす筋肉(伸筋)が

同時に細かく収縮する
ので、関節が動いたりは

しません。


つまり、物を持ったり、

動かしたりすることが

ないので、筋肉収縮に

よって生じるエネルギーの

ほとんどは熱に変わることに

なります。


ふるえは細かい筋肉収縮を

させて熱をつくり出し、

これによって体を暖める

反応なのです。


もともと、骨格筋は

自分の意思で動かすことの

できる筋肉ですが、ふるえは

勝手に始まり、自分の意思で

止めることはできません。


ただ、自分の意思で

似たような運動を

まねることはできます。


ふるえは脳にある

体温調節中枢の働きで

起こる反射です。


体が冷え、体の芯の温度が

低下し始めたときに、

これを感知した体温調節中枢が

筋肉を動かす運動神経に

指令を出して、ふるえを

起こします。


こうして、体温を一定に

保つのです。


ですからおかしな話ですが、

おしっこを出したときには、

おしっこと一緒に体の熱が

出てしまうので、体温を

元に戻そうとして、瞬間ですが

ブルッとふるえがくるのです。


ふるえは熱をつくる反応なので、

意外とエネルギーを消費します。


ですから、ふるえが続くと

かなり体力を消耗します。


冬は暖かくして、体を

いたわってください。


最後までお読み下さり

ありがとうございました。

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