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脳のしくみ(脳神経系)17
脳のしくみ(脳神経系)17
【リズムを体感】
(運動感覚と振動感覚)
音楽は人類共通の楽しみです。
世界中でさまざまな音楽を
つくり出しています。
クラシックはもとより、
ワルツ、ジャズ、タンゴ、
ロック。
日本にも民謡や演歌など。
楽曲はそれこそ星の数です。
どのジャンルにもスローな
曲や軽快な曲があり、
明るい曲、悲しい曲など
ありますが、人は不思議に
聞き分け、分類します。
これはジャズ風だとか、
タンゴ調だとか。
人が曲調を聞き分ける
ポイントはリズムにある
ようです。
人は気に入った楽曲を
聞いていると、リズムに
合わせて自然に体が動きます。
ジャズやロックのコンサートでは
観客が全員体を揺らして
「ノッて」います。
ご存じのように音自体が
空気の振動です。
人は空気の振動を鼓膜で
受けて音として聞きます。
だからリズムは、本来は耳で
感じるのですが、人はリズムを
耳だけでなく、体で感じている
のです。
人の体には運動感覚とか
振動感覚と呼ばれる感覚の
しくみが備わっています。
この感覚は手足や体の位置、
動かした様子を知るために
必要な感覚です。
リズムに合わせて体を動かすと、
その動きが感じ取られ、
リズムとして脳に伝わることに
なります。
脳では耳と体と二つの
リズムが同時に入力され
ますが、これがどうにも
心地が良いのです。
コンサート会場では
大音響自体が体を震わせる
効果もあるので、効果抜群で
「ノリノリ」になるんです。
ましてやダンスや楽器演奏は、
まさしく体でリズムをつくること
です。
リズムを体感して音楽を
楽しめば、脳が活性化されます。
好きな音楽で脳を鍛えますか!
最後までお読み下さり
ありがとうございました。