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脳のしくみ(脳神経系)②
脳のしくみ(脳神経系)②
【リラックスしましょう!】
(副交感神経)
仕事や運動をしようとすると、
自律神経のうちの交感神経が
働き、身体がそれに備えた
状態になります。
これが緊張の状態です。
ところで、緊張とは逆に、
気持ちがとても緩やかになり、
体の力が抜けた状態にも
なります。
リラックスの状態です。
自律神経にはリラックスを
担当する神経も含まれていて、
副交感神経と呼びます。
副交感神経が働くと、
心臓の鼓動はゆっくりとなり、
血圧は下がり気味になり、
血液の流れは緩やかになります。
また、消化管の働きを活発にし
栄養を補給するとともに、
排尿を促進し身体の調子を
整える作用もあります。
人がリラックスの状態に
なるのは、体を休め、
次にくる緊張状態に備える
という意味があります。
副交感神経はリラックスの
神経であり、主としてタ方から
早朝に働くので、「夜の神経」
とも呼ばれます。
昼は交感神経が働いて体が
活動的になります。
仕事や家事などをこなすには
適した状況です。
そして、タ方にかけてだんだん
副交感神経が働き始め、緊張は
ほぐれ、食事をし、ついには
睡眠に入って明日に備えます。
一日を快適にすごすために、
この二つの神経を適度な長さで
交互に使うのが秘訣です。
たとえば長い間、交感神経が
働いて緊張が続き、ストレスが
たまると、突然、副交感神経が
過剰に働いて血圧が下がり、
脳に血液が届かなくなり、
気が遠くなって、失禁したり
することがあります。
これがショック状態です。
これは「ムリは禁物」という
身体からの警告なのです。
最後までお読み下さり
ありがとうございました。