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脳のしくみ(脳神経系)①
脳のしくみ(脳神経系)①
脳は体全体の働きを調節し、
すこやかに生きていくために
必要不可欠なものです。
加えて、人の脳は
ものを考え、ものを創造し、
覚えて、感情をつくり出し、
言葉を操る、
つまり人間の本質が
つまっている場所でも
あります。
そんな大事な脳ですので、
脳のことをよく考えて
みましよう。
といって、考えるのも
脳ですが、、、
【緊張のしるし】
(交感神経)
慣れない環境は緊張を
強いられるものです。
胸は高鳴り、手に汗を握ったり、
顔が赤くなったりします。
ひどくなると顔が青ざめたり
します。
このような反応は、
自律神経という神経の
働きによります。
自律神経とは、身体の内臓や
血管、汗腺の働きを調節する
役割を持つ神経です。
さて、手や足と違って、
胃や腸などの働きを
自分の意志で調節できる人は
いませんね。
自律神経は意識や意志とは
無関係に、あたかも自動的に
働く神経で、大きく二つの
種類に分かれます。
一つは、交感神経といい、
身体を使って活動をするための
準備状態をつくり出す神経です。
「活動の神経」ともいい、
昔、人が狩りをして生活を
していたころ、狩りをするために
適した状態にするために
働いていたものです。
現代人では何か大きな仕事を
しようとするとき、
その準備として交感神経が
働きます。
血のめぐりをよくするために、
心臓の動きを活発にし、
脈が速くなり、血管を収縮させて
血圧を上昇させます。
そのため顔が赤くなります。
さらに進むと血管の収縮が
強くなりすぎて血のめぐりが
逆に悪くなり、顔が青くなります。
手足のひらに緊張性の発汗が
起こります。
これは手を滑らせないためと
考えられます。
でも、交感神経ばかり
働いていては、身体は
疲れてしまいます。
そこで身体をリラックスさせる
もう一つの自律神経である
副交感神経の出番です。
その話は次回に、、、
最後までお読み下さり
ありがとうございました。