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息をするしくみ(呼吸系)⑧
息をするしくみ(呼吸系)⑧
【しゃっくりのナゾ】
(横隔膜の働き)
飲み物や食べ物にむせたりすると
しゃっくりが始まることがあり
ます。
しゃっくりは、話していようと、
息をしていようと出ますので、
苦しくてわずらわしいものです。
そこで、人はしやっくりを
止めようとします。
水を飲んだり、逆立ちしたり、
大変ですよね。
よく止まるといわれている方法は
両手で舌の根元をつまんで前に
引っ張る方法だそうです。
私は、コップいっばいに
満たした水を、コップの
手前ではなく向こう側に
口をつけて飲む方法で、
ほぼ成功しています。
いずれにしても、しゃっくりを
たくさんしても死なないことは
確かです。
ところで、しゃっくりは、呼吸を
受け持つ横隔膜が瞬間的に収縮
することで起こります。
まあ、一種のけいれんのような
感じなのですか、、、
といっても機隔談がブルプル
震えるわけではありません。
そして、横隔膜が収縮して、
息を吸い込む瞬間に声門が
閉じることが同時に起こら
なければなりません。
一連の動きが自動的に起こるので
しゃっくり反射と呼ばれます。
反射には、それを制御する部分が
中枢神経に必ず存在します。
しやっくりの場合は延随の
呼吸中枢の近くと推定されて
います。
最近の学説では、胎児がしきりに
しゃっくりすることから、
この時期に必要だった反射が、
生まれた後も残ったものであると
されています。
胎児のノドに入ったゴミを
取り除くためというのですが、
しゃっくりは息を吸い込む動作で
わざわざ声門を閉じるので、
ゴミを取り除くという説明には
合点がいきません。
人の体はナソだらけですね。
最後までお読み下さり
ありがとうございました。