ゆらぎ整体名古屋堀田院【自律神経系機能回復/姿勢矯正】

mail magazine backnumber

メールマガジン バックナンバー

息をするしくみ(呼吸系)⑤

息をするしくみ(呼吸系)⑤
【せきとせき払い】

(せき反射とせき中枢)


寒い季節には、カゼが

はやりますね。


力ゼの症状といえば代表的なもの

に発熱、鼻水、せきがあります。


発熱と鼻水は病気の症状で、

通常はありませんね。


しかし、せきは違います。


せきは健康なときにも、意識して

出すことができます。


これを「せき払らい」といったり

しますね。


つまり、せきは健康な通常の

状態でも必要な体のしくみで、

病気のときにそれが強く出る

ようになるものだと考えられます。


せきは、ノドや気管、気管支など、

ノドから肺に至る息の通り道

(気道)の粘膜についた異物を

排除する反射です。


せきを起こす異物とは、空気中の

ホコリやゴミなどや、刺激ガス、

冷たい空気などです。


これらは、粘膜にある神経を刺激

します。


この刺激は副交感神経を通して、

脳の延随にあるせき中枢に伝え

られます。


せき中枢は命令を出し、いったん

声門を閉じて、次に強く息を押し

出すように胸の圧力を高めます。


次の瞬間に声門を開いて、強い

気流を生じさせ、気道の中の

異物や空気やガスを一気に排除

します。


これを反射ではなく、意識的に

行うのがせき払いなのです。


力ゼのときは、力ゼのウイルスが

引き起こした炎症が気道の粘膜を

刺激してせきを起こします。


さらに、炎症は気道の分泌を高め、

痰を生じます。


これも粘膜を刺激してせきを

起こします。


せき反射は副交感神経を介して

います。


この神経は夜間に強く働きます。


ですから、せきは夜間、とくに

寝入りに強くなります。


ご用心を。


最後までお読み下さり

ありがとうございました。

メールマガジン バックナンバー

過去にお送りしたメールマガジンをバックナンバーとして公開しています。

メルマガを購読する