息をするしくみ（呼吸系）④
【カラオケと運動】
(強制呼気)

カラオケを歌い終わると、

画面に消費カロリーが表示される

ものがあります。

その表示を見るたびに、カラオケ

を歌っただけで運動できたのかと

トクした気分になります。

では、実際にカラオケを歌う

ことは運動になるのでしようか？

答えはイエスです。

振り付けをつけて歌う人は

別としても、静かに座って

歌っていても、運動になる

ようです。

これは歌う行為に理由があります。

歌うには声を出すわけですが、

声はノドの奥の声帯を、肺から

押し出す空気で震わせることで

出します。

肺から空気を押し出す行為は、

まさしく息を吐く行為です。

ところで、前回、息を吐くときは

力を抜くといいました。

でも、力を抜いて出された息は

弱い空気の流れなので、満足に

声帯を震わせることができません。

私たちは声を出すときは、

肺の周りにある筋肉を使って、

肺の中の空気を強く押し出して

声帯を震わせています。

このときに使う筋肉は内肋間筋や

おなかの前にある腹直筋などです。

これらの筋肉を収縮させて息を

強く吐き出して声を出すのです。

ですから、ただ単に呼吸をして

いるときに比べて、声を出す

ことは、はるかにエネルギーを

使っているのです。

ましてや、大きな声を出し続ける

ことになる歌の消費力ロリーは、

大きなものになります。

ところで、カラオケの

消費カロリーの表示を

上げるコツがあります。

機械はマイクが取った声の

大きさと時間をもとにカロリーを

計算するそうです。

激しいけど、歌う時間が短い

ロックより、静かなバラードが

おすすめです。

でも、カラオケでダイエットは

難しいでしょう。

カラオケに食べ物やお酒はつき

ものですから。

最後までお読み下さり

ありがとうございました。