ゆらぎ整体名古屋堀田院【自律神経系機能回復/姿勢矯正】

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息をするしくみ(呼吸系)③

息をするしくみ(呼吸系)③
【カを抜いて!】
(呼吸筋)


緊張をしているときによく、

リラックスする目的で深呼吸を

することがありますね。


たしかに胸いっばい息を

吸い込んだ後には、体の力が

抜けてきます。


でも、これは息をたくさん吸い

込んだからなのでしょうか?


ちょ

込むときではなく、その後に

息を吐き出したときだと気づき

ませんか?


では、息を吐くときに力が抜ける

のはどうしてでしょうか?


それは呼吸のしくみに秘密が

あります。


呼吸は、主に肺の下に広がる

横隔膜と、肺を取り囲む肋骨の

間にある外肋間筋の働きにより

行われます。


横隔膜は「膜」といいますが、

実は筋肉です。


焼き肉屋では牛の横隔膜を

「サガリ」とか「ハラミ」とか

呼んで売っています。


実際に見てみると、明らかに

筋肉ですね。


ですから収縮します。


横隔膜は収縮するとおなかの方に

下がり、肺が広がって空気が入り

ます。


一方、外肋間筋は収縮すると

肋骨全体を上方に持ち上げ、

これによっても肺は広がり、

空気が入ってきます。


両方とも収縮するとき、つまり

力が入ったとき、息を吸うことに

なるのです。


息を吐くときは、これらの筋肉の

力を抜きます。


そうすると、肺は弾力性を持って

いるので、縮んで元に戻り、肺の

中の息は吐き出されるのです。


こうして、息を吐くときは呼吸に
かかわる筋肉の力を抜くわけで、
自然と体全体の力も抜けるのです。


カメラのシャッターを押すときは、

息をためて押すのではなく、息を

吐きながら押すと手ぶれが少ない
とされるのも、同じ理屈なの

ですね。


最後までお読み下さり

ありがとうございました。

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