ゆらぎ整体名古屋堀田院【自律神経系機能回復/姿勢矯正】

mail magazine backnumber

メールマガジン バックナンバー

息をするしくみ(呼吸系)②

息をするしくみ(呼吸系)②
【酸素を取り込む】

(肺胞機能)


呼吸の目的は、空気中の酸素を

血液内に取り込み、一方で、

血液中の二酸化炭素を空気中に

放散することです。


つまり、もともと気体である

酸素を液体である血液に溶かし
込ませるのです。


これはかなり難しそうなことです。


ところが、酸素を水に溶かす

しくみは私たちの身近にあります。


そう、金魚や熱帯魚の水槽の

中に置いて気泡をつくり出す

エアストーン、いわゆる

「ブクブク」です。


ポンプから空気が送り込まれると

細かいアワが一気に噴き出て

きますね。


このアワで水槽の水に酸素を

溶かし込み、金魚のエラ呼吸を

助けています。


このしくみは、できるだけ小さな

アワをつくることで、空気と水が

接触する面積をかせぎ、酸素が

空気から水へ拡散することを

うながしているのです。


実は、人の肺の中にも同じ原理の

しくみがあります。


肺の中に吸い込んだ空気から酸素を

血液へと導いています。


それを行っているのが肺胞です。


肺胞は肺の中の直径約0.15ミリ

程度の泡状の構造です。


両方の肺で2億~7億個もあります。


口や鼻から吸い込まれた空気は、

気管、気管支と導かれ、肺に入り

ます。


肺の中で気管支はさらに22回ほど

枝分かれし、その先にはぶどうの

房のような肺胞があります。


空気はこの肺胞まで達します。


泡状の肺胞の薄い壁は、血液に

取り囲まれています。


吸い込まれた空気がちょうど、

水槽の中の細かいアワと同じ

状態になるのです。


こうして、吸い込まれた空気が

肺の中で血液に取り囲まれたアワ

となり、アワの中の酸素が効率

よく血液へと拡散していくのです。


最後までお読み下さり

ありがとうございました。

メールマガジン バックナンバー

過去にお送りしたメールマガジンをバックナンバーとして公開しています。

メルマガを購読する