mail magazine backnumber
メールマガジン バックナンバー
血液が体をめぐるしくみ21
血液が体をめぐるしくみ21
【1秒間】
(心拍数)
心臓は常に収縮、拡張を
繰り返して、血液を全身に
送り続けています。
この1回の収縮と拡張を
ひとまとまりとして心拍と
呼びます。
そして、心拍が1分間に
何回起こったかを示す数字が
心拍数です。
ですから「心拍数60」とは、
1分間に60回収縮・拡張を
繰り返したということです。
ご存じのように、心拍数は
一定ではありません。
運動したり驚いたりすると、
心拍数は多くなります。
逆にリラックスすると心拍数は
少なくなります。
ところで、通常、人が安静に
しているときにはどのくらいの
心拍数なのでしょうか?
医療では60~100の間は
正常範囲とみなしますが、
大多数の人は60~70程度に
なります。
1分間に60回というと、
何か思い出しますね。
そう1分間は60秒でしたね。
つまり1回の心拍はおよそ1秒間
だということです。
これは偶然の一致
なのでしょうか?
人類は太陽の動き、あるいは
地球の公転と自転などによって
1年と1日の長さを決めました。
1日を24時間刻みにしたのは、
古代バビロニア人が60進法を
使った名残だといわれています。
しかし、古代中国でも1日を
支によって12の刻に分けて
います。
1時間を60分、1分を60秒に
したのも、60進法のためと
いわれていますが、本当に
そうなのでしょうか?
私は昔の人は、心拍の長さに
合わせて1秒を決めようとした
のではないかと思っています。
それを60進法にならって
微調整したのではないかと。
証拠はないのですが、心拍が
時間の基本だと考えると、
1秒間を大切にしたくなります。
最後までお読み下さり
ありがとうございました。