ゆらぎ整体名古屋堀田院【自律神経系機能回復/姿勢矯正】

mail magazine backnumber

メールマガジン バックナンバー

血液が体をめぐるしくみ13

血液が体をめぐるしくみ13
【塩分と血圧】

(高血圧症)


高血圧を指摘された方は、

必す塩分を控えるように

医師から指導されます。


では、塩分のとりすぎは、

どのようにして血圧を上げる

のでしょうか?


私たちの体の大半は水分で、

体重の60%にもなります。


その水分はただの水分では
なく、ナトリウムなどの

塩分を含んだ「塩水」なのです。


塩水は細胞の内側にも外側にも

存在します。


細胞外の塩水の濃度は、おおむね

細胞内の塩水の濃度と同じに

なっています。


もし濃度が違うと、水分は薄い方

から濃い方へと移動します。


ですから、細胞外が真水なら

細胞はふやけ、濃い塩水だったら

細胞は漬物のようにしなびて

しまいます。


こんなことになったら、細胞が

壊れて命にかかわることに

なります。


そこで、さまざまなホルモンや

腎臓の働きなどによって、細胞

外の塩水の濃度は厳重に管理され

細胞内の塩水と同じ濃度になって

います。


そして、少しでも濃度が変わると

飲む水やおしっこの量を加減して

元に戻しています。


たとえば、食事やお菓子などで

塩分をとりすぎると余分な塩分を

おしっこに出します。それで追い

つかないときには、水分を取って

細胞外の塩水の濃度を元に戻し

ます。


ということは、塩水の量が增える

ことになるのです。


細胞外の水の代表は血液ですから

塩分をとりすぎると血液の量が

増えます。


血管の中のスペースには変わりは

ないので、血液量が増えるために

血管の壁が張ってしまい、血圧が

高くなります。


もし、すぐに塩分を控えれば、

血液量は元に戻りますが、塩分の

とりすぎを続けると、血圧の

上昇が続き、元に戻らなくなり

ます。


これが高血圧なのです。


最後までお読み下さり

ありがとうございました。

メールマガジン バックナンバー

過去にお送りしたメールマガジンをバックナンバーとして公開しています。

メルマガを購読する