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血液が体をめぐるしくみ12
血液が体をめぐるしくみ12
血圧が高くなるわけ
(高血圧)
血は、血液を全身にめぐらせるために必要です。私たちの日のの状は、運
食郎,仕事、家事、眼などその時々でどんどん変わります、ですから、その状に合
わせて、血圧を上下させて、血液の流れを整する必要があります。
たとえば、飛んだり、走ったりして全身に血液が必要なときや、強い薬張がかかった
ときは、収縮期血圧(録高血圧)は200ミリメートルトgを超えます。このとさには、交
感神怪が働いて、心拍数を増やしたり、心臓の収縮の力を強めたりして、心臓から押し
出される血液量を増やします。さらに、血管の平滑筋を緊張させて、血管をすぼめます。
この両方の効果により、血圧が高くなります。
つまり血圧は、血管中のスペースと中を流れる血液の量のパランスによって決まって
いるのです。心臓が押し出す血液量が多くなれば、血管のすぼまらなくても血圧は上が
ります。一方、心臓が押し出す血液量が同じでも、血管のすぼまり方が強いと血圧は上
がるわけです。
ところで、運動や緊張していない安静の状態で、正常より血圧が高くなっている状態
を高血圧と呼んでいます。安静時の血圧が高くなる原因の一つは、体の中の血液量自
体が増えて、それにより血管の壁が張ってしまうこと
です。また、タバコやお酒などで血管が安静時
にも収縮することや、動脈硬化などで血管の
壁が厚くなって血管内のスペースが狭く
なってしまうことも大きな原因です。
安静時の高血圧は、常にムりをかけ
るので、血管が傷んでさまざまなトラ
ブルを起こします。高血圧はそれ自体
が問題なのです。