ゆらぎ整体名古屋堀田院【自律神経系機能回復/姿勢矯正】

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血液が体をめぐるしくみ⑧

血液が体をめぐるしくみ⑧
【リンパ液の正体】
(リンパ循環)


最近、テレビや雑誌で

リンパ液という言葉を

よく耳にします。


でも、どうもたくさんの誤解が

あるようです。


リンパ液とは何でしょようか?


スリ傷などを負って出血は

しないけれど、透明な液が

出できた経験はありませんか。


これは血管の外にあり、細胞の

周りを満たしているもので、

組織液といいます。


組織液は、毛細血管から

染み出した水分や塩分を

中心とした血液の上澄みである

血漿(けっしょう)成分から

できています。


この組織液が、全身に分布する

リンパ管に流れ出したものが

リンパ液なのです。


リンパ管は、血管と違って、

一方通行の管で、全身の組織から

出て、次々に合流し、最終的には

左右の首の付け根にある大きな

静脈に合流します。


では、もとは血液から出てきた

液体をなぜ直接血管に戻さないで

リンパ管を通すのでしょうか?


それは、細胞や組織でつくられて、

毛細血管を通過できない大切な

ものを、血管の中に入れるため

なのです。


その大切なものはタンパク質です。


血液の中にはたくさんの

タンパク質が含まれており、

さまざまな役割を持っています。


でも、これらは血液の中で

つくられるのではありません。


細胞でつくられたタンパク質を、

血管に直接戻そうとすると、

毛細血管のすき間を大きく

しなければなりません。


そうすると、逆に血漿が

全部組織に流れ出てしまい、

血液が心臓に戻らなくなって

しまいます。


そこで、毛細血管のすき間を

小さくしたまま、タンパク質を

血液に入れるために、わざと

別の道であるリンパ管を

つくったというわけなのです。


リンパ液を「下水」

なんていったら、

罰が当たりますよ!


最後までお読み下さり
ありがとうございました。

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