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生きるしくみ
生きるしくみ
私たちは生きています。
生きていることを確信しています。
でも、「生きている」ことは
どういうことかとたずねられたら、
どう答えるでしょうか?
そこで立ち止まって生きている
ことを考えてみませんか?
答えは日常にあります。
なぜなら、私たちは毎日
「生きている」からです。
【証しは、動くこと】
あなたが散歩をしているとき、
向こうの追端に大きなノラ犬が
寝そべっているのか見えました。
そのとき、あなたはその犬が
ただ寝ているのか、それとも
死んでしまっているのか、
無意識に判定しているでしょう。
まず、離れたところから犬が
動くかどうかを注意深く
観察します。
もっと近づけば息をしているのか
わかるでしょう。
もちろん、触ることができれば、
心臓の鼓動を感じ取ることが
できて、答えは明らかとなります。
もし、動かなかったり、
息をしていなかったり
しているようなら、
「この犬は死んでいる」
と考えるでしょう。
このことからもわかるように、
人は「動いている」ことで
「生」を感じ取っています。
しかし、「植物は動かないけど
生きている」と反論することも
できます。
では、人はなぜ植物が生きている
と考えているのでしよう?
それは植物が瞬間ではない
にしても、わすかずつ変化する
からです。
さらに、植物が死ぬとその身体は
「枯れる」という劇的な変化を
示すからです。
とすると、身体を雑維持する
ことも生きている証しだと
いうことになります。
そういえば、犬も人間も
死んでしまうと、肉体が
朽ちてしまいます。
私たちの日常において、
「生」は「動き」と
「身体の維持」の二つにより
実感されています。
人の身体のしくみを学ぶ
生理学は、この二つが同じ
原理からなっていることを
教えています。
「生きていることは動くこと」と
考えても、差し支えなさそうです。
最後までお読み下さり
ありがとうございました。