mail magazine backnumber
メールマガジン バックナンバー
【二十四節気・小満 春の終わりと初夏の始まり】
5月21日は小満(しょうまん)です。
小満(しょうまん)は、春の終わりと初夏の始まりを表す大切な節気です。
文字通り「種子が小さく満ちる」時期を指します。
田んぼや畑では作物が生長し、種子が実を結び始める頃です。
春の終わりと初夏の始まりを象徴するこの時期、自然は息吹を強め、生命力が躍動します。
食材の旬もまた、季節感を味わう一つの手段です。
らっきょうもこの時期に採れる旬の食べ物として有名です。
中国から9世紀ごろに渡り、薬用や野菜として日本中に伝わりました。
スーパーで大袋に入ったものをよく見かけます。
日本では酢漬けにして食べることが一般的ですが、醤油漬けにして食べることもあります。
若摘みしたもの(エシャロット)は、食欲増進効果があるとされています。
旬の果実の代表的なものはメロンです。
メロンは高級な果物の代名詞にもなっています。
赤肉種・青肉種・白肉種の3種に分類されますが、
特にマスクメロンは「憧れのメロン」というイメージを持たれている方も多いのではないでしょうか。
アフリカ原産の果実で、ビタミンCやカリウム、たんぱく質分解酵素など栄養価も高いのが特徴です。
この時期は気温が上昇し、外で過ごすのに最適な季節です。
新緑が美しい公園や山でのピクニック、またはガーデニングを楽しむのがおすすめ。
また、この時期から活動が活発になる鳥たちを観察するバードウォッチングにもおすすめな時期です。
小満(しょうまん)の頃には、植物の生長を祈る祭りや、五月雨を楽しむ行事が各地で行われます。
また、新茶の季節ということで、お茶の試飲会や茶摘み体験も各地で開催されます。
これらのイベントは、季節の移り変わりを感じ、自然と共生することの大切さを再認識するする良い機会となります。
またこの時期は、稲の種蒔きのタイミングです。
地方によっては田植え祭りが行われ、地域住民や観光客が田んぼに足を踏み入れ、稲の苗を植える体験をすることができます。
これは、自然と共に生き、食べ物がどのように育つのかを知る、貴重な体験となるでしょう。
小満(しょうまん)は、春から初夏への移り変わりを感じる、生命力に満ちた時期です。
ぜひ自然のリズムに身を任せ、季節の風物詩を五感で感じ取り、豊かな時間をお過ごしください。