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メールマガジン バックナンバー
春ですね
みなさん、こんにちは。季節の変わり目に風邪をひき、鼻洗いとタイム+ペパーミントの蒸気吸入で復活をしたAirederrier 店主岡崎です。
今年の春はいつもより桜が早く咲きましたが、こぶしが咲き、チューリップに水仙、ムスカリ、そしてライラックへと、北海道の春は花々が競って咲く美しい季節です。また最高気温が20度前後と過ごしやすい時期でもあります。
さあ待ちに待ったゴールデンウィークが始まりましたね。コロナ禍で中止になっていたイベントも続々と開催され、どこへ行こうかワクワクしますね。
エアデリアのメルマガ会員さんの中には、愛犬を連れてドライブ、という方も多くいらっしゃると思います。かく言う私も愛犬ロアと、お墓参りにダム巡りと車で遠出する予定です。
この季節、毎年のように残念な出来事が目に止まります。車に置かれた犬が熱中症で亡くなってしまう事故です。つい最近も雪が降った春まだ浅い北海道で、熱中症なんて⁉︎と油断されている方もいるのでは?
犬の平熱は37〜39℃くらい、ただでさえ体温が高いのに、その熱を放出する術がありません。鼻や肉球がちょっと汗ばむだけで人間のように全身に汗をかけないので、熱が体内にこもりがちです。犬が快適な気温は15〜25℃くらいと言われています。これは犬種や毛の密度などによっても変わります。パグやブルドッグのようにマズルの短い犬種、エアデールテリアのようなダブルコートの犬種、ハスキーやサモエドのような寒い地域が原産の犬種は、暑さに弱い犬種です。
外気温が15度でも、風がなく、お天気の良い日であれば、わずか30分で車内の温度は40℃近くまで上がることがわかっています。日陰に停めているから、窓を開けているから大丈夫、というのは間違いです。窓を3㎝開けていても、車内の温度は閉め切っている時と5℃ほどしか変わらないという実験結果があります。そして気温だけでなく「湿度」も重要な要因です。車内の温度は30℃台でも湿度が高ければ、熱中症になる危険性は十分にあります。ちょっとコンビニへ、道の駅で新鮮なお野菜を、ちょっと5分だけと油断していると残念な結果になるかもしれません。
熱中症の症状としては以下のものがあります。(下へ行くほど重症度が高くなります。)
・呼吸が激しい
・フラフラしている
・身体があつい
・よだれがダラダラ
・舌が青い、または白い
・痙攣している
・意識がない
・呼吸をしていない
もしも熱中症の症状が現れたら…
・すぐに涼しい場所に移動します。
・自力で水が飲めるようだったら水を与えてください。常温で大丈夫です。
・水で濡らした薄いタオルを身体にかけ、うちわであおぎ身体を冷やす。
・首や脇、鼠蹊部など太い血管が走っているところを冷やす
…などして、応急処置を行ってください。
氷や保冷剤など直接肌に当てて冷やしすぎないように、時々身体に触れて体温を確認してください。症状が落ち着いてから動物病院を受診すると安心です。意識がない場合は、応急処置をして急いで動物病院を受診してください。先に電話で熱中症であることを伝えておくと迅速に対応してもらえるでしょう。
犬を車に乗せる時には、
・直射日光が当たる場所に犬を置かない、
・こまめに体調をチェックする、
・適宜休憩を取り水分補給をする、
・犬用のクーリンググッズなど上手に利用し、
愛犬の様子に注意してください。
本当に北海道のゴールデンウィークでも、春先でも犬の熱中症ありますから!
人ごとではありませんからね!お出かけ前に車の中で、あなたのわんこはどこに乗って、どんな状態か考えてくださいね。
それではもちろん安全運転で、愛犬との楽しいドライブ、楽しいゴールデンウィークをお過ごしください!