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【二十四節気・清明 清らかで生き生きとした季節です】
4月5日は清明(せいめい)です。
清明とは「清浄明潔」(しょうじょうめいけつ)を略した言葉です。
「清らかで明るく、生き生きとした様子」を表しています。
まさに「今」この時期を象徴した言葉ですね。
この頃になると、桜前線が東北地方や北陸地方にまで到達します。
春分から清明にかけて、
美しく咲き誇る桜を日本各地で目にすることでしょう。
この時期になると、周辺の木々や若葉も一気に芽吹き始めます。
春の暖かい日差しがとても気持ち良いこの「清明」では
道を歩いていると赤や黄色、ピンク、紫といった
色とりどりの花を見かけることが増えてきます。
桜の他にも街路を彩る花水木(ハナミズキ)が有名ですね。
白い花びらのように見える部分は、実は花びらではなく花の付け根の葉であることをご存じでしたか?
実は中央に集まっている小さな黄色いつぶつぶ部分が花水木の花なのです。
「清明」に食べたい旬の食べ物は、
三つ葉
にら
ごぼう
新じゃがいも
ふき
たらの芽
など数多くありますが、やはりこの時期は山菜が多めです。
魚介類でぜひお勧めしたいのが鰆(さわら)です。
「魚」に「春」と書かれている通り、この時期が脂が一番のって美味しいと言われています。
一つ前の春分では、太陽が仏教の極楽浄土があるとされる西の彼方に沈むため
「お彼岸」と呼ばれていましたが、
沖縄では、この清明の時期に「清明祭」と呼ばれる中国から伝わった行事でお墓参りを行います。
次の「穀雨(こくう)」までの間は比較的お天気に恵まれます。
春の雨の多い時期が始まる前に、晴天の下で春の彩りを楽しんでくださいね。