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ジュエリーのミニ知識 no.9 宝石の色
宝石をその一定の化学成分と
特性のある結晶構造ごとに
分類したものが種類です。
大方の種類には色や透明度の違いや
特殊効果のあるもの等、
異なるたくさんのタイプがあり、
それを変種と呼びます。
宝石の色の原因
他色性
多くの宝石は生成過程で混入する
不純物が原因で着色されます。
それを他色性と呼びます。
例えばコランダム( 酸化アルミニウム)
という種類の色違いの変種と、
その色の原因となる物質は次の通りです。
赤(ルビー)/ 酸化クロム
青(ブルーサファイア)
/ チタニウム・酸化鉄
黄(イエローサファイア)/ 酸化鉄
橙(オレンジサファイア)
/ クロム・酸化鉄
紫(バイオレットサファイア
/ クロム・チタン・酸化鉄
緑(グリーンサファイア)
/ 鉄・酸化チタン
自色性
一方トルコ石、マラカイトや
ラピスラズリなどの色は
その生成に欠かせない
成分自体の色です。
それを自色性と呼びます。
例えばトルコ石の生成に欠かせない
成分は銅で青色に、
また同様に鉄も生成に必要と
考えられていて、
その含有が緑がかった色の
原因あるとされています。
GIA-GEMOLOGY より