お茶の堀野園 茶以香

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受験生は頭を使うのか、体を使うのか? 最近、商品も増え、あらゆる業界から注目される成分とは?

新型コロナとインフルエンザの同時感染が出てきましたね。「フルロナ」と呼ばれたりもしますが、子供の感染率が高いということで受験生を持つ親御さんは心配でしょう。とにもかくにも、感染したら重症化リスクも高いので、予防を徹底することです。感染ルートは2か所、のどと鼻の粘膜の2か所しかないのですから、出来れば鼻うがいの方法を覚えると最強です。

小さな子はうがいが出来ませんから、お茶を5-10倍程度薄めた液体を霧吹きでシュッシュッとかけて、鼻で息をさせます。鼻から吸い込ませる要領です。鼻腔内の感染予防に少しでもなればいいですね。
のどは、お茶を飲むだけでも大丈夫。約2時間は口中のウイルス不活化が確認されています。

受験生は、頭は使いますので、テアニンが豊富な緑茶でリラックス&集中力も大事ですが、一番は体調管理です。風邪などにならないように、普段から緑茶や紅茶を飲んで体調管理を行ってほしいですね。

<最近、注目の成分「テアニン」って何?>
テアニン(L-Theanine)とは、茶に多量に含まれるアミノ酸の1種で、茶の旨味成分の1つです。テアニンは乾燥茶葉中に1%から2%程度含まれ、特に上級な緑茶に多く含まれています。
テアニンを摂取することにより、リラックスの指標であるα波の発生が30分から40分後に確認されており、50 mg摂取では不安傾向の低い人に、200 mg摂取では不安傾向の高い人においてもリラックス効果が認められています。
テアニン摂取でストレスの抑制が認められています。リラックスや抗ストレス作用に随伴して、血圧降下作用も見られます。睡眠に関しては、テアニン摂取により睡眠の質の改善が報告されており、中途覚醒の減少が認められた他にも、被験者へのアンケートにより起床時の爽快感、熟眠感、疲労回復感の改善が認められています。

<緑茶のカフェインが気になる人へ>
カフェイン単体での作用は興奮作用とかありますが、筋肉を刺激し、大脳皮質を活性化させ、脂肪を燃焼しやすくする働きがあり、人類が有史以来愛用続けた成分です。興奮作用が気になる方も多いですが、緑茶として摂取すると、興奮作用はテアニンが鎮めてくれるので、興奮の度が過ぎてしまうことは緑茶では起こりません。
コーヒーは1回抽出するのに10g使用しますが、お茶は1杯あたり3g-5gとコーヒーより少ないので、カフェイン量は総じて少なくなります。

<テアニンは高級緑茶多く含まれる成分です>
テアニンは玉露などに多く含まれる成分ですが、なぜかというと、テアニンは茶の樹の根で作られて、葉に移動します。葉に移動したテアニンは太陽の光を浴びると、カテキンに変化します。
 九州のお茶は、95%は被せ(かぶせ)栽培といって、葉っぱへの日光を遮る方法でお茶が作られています。緑色がきれいになり、基本的にテアニンが多いお茶が作られます。(だから、九州のお茶は旨味甘味が強いのです)
 さらに、根から葉へ移動するのですから、茎にはテアニンが大量に残留します。その茎を使用したお茶が茎茶(白折)です。比較的安価に変えますので、テアニンを欲している人にはお勧めです。緑が濃いのもテアニンが豊富なお茶の証です。(黄色いお茶はテアニンの含有が比較的少ない)

<テアニンの免疫に対する研究>
 テアニンは、免疫系へも影響を与える可能性が示唆されており、テアニンはガンマ・デルタT細胞の防衛機能を増強することで、感染に対する生体の免疫反応を助けるかもしれません。この研究は、被験者は4週間にわたって毎日600 mLのコーヒーまたはお茶を飲むもので、結果、血液の分析では抗菌タンパク質の産生はお茶を飲む群のほうが5倍高まっており、より高い免疫反応を示すものでありました。
 また、テアニンはチャノキに含有され、玉露などの茶葉にも含まれている。加えて、茶葉にはカフェインも含有されている。したがって、テアニンとカフェインとを、同時に経口摂取することはありがちなことと言える。これらをヒトが同時に摂取した場合、テアニンとカフェインとの相乗効果もあいまって、認知活動や気分の改善が見られることが見い出されました。

さぁ!今の生活に「テアニン」取り入れてみましょう!。テアニン豊富なお茶は↓から。

https://ec.tsuku2.jp/items/21512202543032-0001

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