手作りバッグの【鹿の革工房】

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鹿革の歴史

鹿革はその柔らかな感触が人肌に最も近いとされ、軽くて丈夫なことから、古より生活の道具や武具などに使用されてきました。
革の加工技術が進んだ奈良時代には燻べ技法で文庫箱(東大寺蔵・国宝)が作られています。

印伝の由来は、南蛮貿易が盛んな17世紀、オランダの東インド会社より伝わったインド産の装飾革に「応帝亜(インデア)革」と呼ばれた革があり、印度伝来から印伝となったと伝えられています。後に和洋化した装飾の鹿革を印伝と称するようになり広く知られるようになりました。

年間59万頭以上のシカが鳥獣被害として駆除されています。
有害鳥獣として駆除した後、充分に活用されていないことも大きな課題となっています。
食肉処理施設の設置なども進み、ジビエ料理として食用への活用がすすめられていますが、駆除されたシカはそのまま山に放置されることが多いからです。
辛うじて捨てられなかった鹿の皮を有効活用したい、折角頂いた命を無駄にせずに余すことなく使っていきたい。

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