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第81話 アトピー性皮膚炎治療の秘密兵器
第81話 アトピー性皮膚炎治療の秘密兵器
東京動物アレルギーセンターでは、「できるだけ薬物に頼らずアレルギーを倒す」という北極星に向かっています。
それを実現するために具体的に挑戦していることは
1)徹底した食事(おやつ)管理
2)アレルゲン侵入防止(帰宅後の清拭やアレルギーボディースーツ)
3)酸化ストレスバイバイ(逃げない水素)
4)低刺激なスキンケアとヘアケア
5)菌のチューニング(腸内、皮膚、口腔内)
いまの読売巨人軍で言えば中田翔選手、韓国アイドルで言えばBTSが活躍の中核となっていますが、東京動物アレルギーセンターの中核となっているのが医療機関専門向サプリの還元型ミネラルサプリ(IASO A10P)です。
たくさんの飼い主さんから感謝の言葉が届いていますが、今回のメルマガでは、この還元型ミネラルサプリ(A10P)がリニューアルしてパワーアップしたのでポイントを説明します。
<IASO A10Pについて>
・アトピー性皮膚炎の患者が薬を使いたくないという強い思いががきっかけで医師(分子栄養学専門)とともに開発に至った商品
A10Pは
1)皮膚の炎症抑制(赤いのバイバイ)
→ルチン(ケルセチンの糖配当体)
2)皮膚の再生(皮膚ピチピチ)
→再生に必要なミネラルを還元型にした還元型ミネラル(ケイ素、カルシウム、水素)とマグネシウムとV.D3
という2つの戦略がコンセプト
今回のリニューアルはベースとなる基本コンセプトを継承しつつ、
1)還元型ミネラルの増量による「還元力とその持続力の向上」
2)通常のシリカから水溶性ケイ素の配合による「皮膚の再生力の向上」
を狙った仕様へパワーアップ
主な変更点を詳しく解説すると、
1)還元型ミネラルを強化
ケイ素(シリカ)、貝カルシウム→還元力UPさせた古代の貝化石(貝カルシウム)のみとし増量配合
今回採用した古代の貝化石カルシウムは、よくあるカルシウム製剤とは違い、血中濃度の急激な上昇を起こさず、ゆっくりと体内に吸収されることが分かっている貝化石からなる天然のカルシウム素材(97%の炭酸カルシウム)を採用し、さらにその貝化石に水素を吸蔵させてあります。
このベースとなる風化した貝カルシウムは骨にしっかりと吸着されるヒトでの実績があります。
2)水溶性ケイ素の配合による皮膚の再生強化(シリカ→水溶性ケイ素)
またケイ素は皮膚の再生(コラーゲン・ヒアルロン酸再生)からバリア機能強化を
目的に、通常のケイ素(シリカ)ではなく、吸収率の高いイオン化した水溶性ケイ素にパワーアップしました。
今回、還元力の持続力を高めた他、ケイ素をイオン化水溶性ケイ素に変更したことにより、以前より実際に服用されている飼い主様の感想の一つ「水素ガス等による腹部膨満感の不快感」が軽減され、機能性アップと飲みやすさを実現した形になりました。
乳酸菌もより効果的な菌を探して一部の飼い主様に使用していただいており現在検証中です。
完全に薬とバイバイできる打率5割を目指してこれからも挑戦し続けます。
東京動物アレルギーセンター
獣医学博士 川野浩志
あとがき
このメルマガのコンセプトは、「診察室では話しきれない情報を伝える」で、「ヒトとペットの健康に関わるイケてる研究論文を独断と偏見でピックアップしておじいちゃんでも理解できる言葉で噛み砕いてわかりやすく表現すること」にコミットします。情報量がかなり多くて1度読んだだけでは100%の理解は難しいと思います。仮に10%しか理解できなくても次に読んだり聞いたりした時に点と点が繋がって線になる時がいつか来るので心配しないで下さい。
特に腸内細菌と口腔内細菌と皮膚細菌にググッとフォーカスし、鋭くザクッとメスを入れます。特に免疫細胞の70-80%が配備されている腸管は脅威となる病原体との主戦場となる。動物病院でアレルギーのペットを毎日診断・治療して、課題はやはり「慢性炎症のコントロール」と「フリーラジカルの制御」だと考えています。
アレルギーで苦しむ動物と何も出来ず彷徨ってる飼い主さんのために犬アトピー性皮膚炎の治療戦略として「プロバイオティクス(有益な生きた細菌)/プレバイオティクス(有益な細菌のエサ)による腸内環境の改善に加え、酸化ストレスの緩和により免疫抑制剤から解放され、尾崎豊じゃないけど戦いから卒業することを目指しています。
免疫を抑制しないと制御不能だったはずの痒みが、乳酸菌クラスター爆弾を腸管内(大腸)に投下することでチャラになる動物がたくさんいます。
この治療介入は薬物と違ってリスクは全くないか、あったといても無視できる程度で腸内細菌をチューニングする思考回路です。
実際に臨床現場の最前線で、有効な菌を与え(プロバイオティクス)、その菌を育てる(プレバイオティクス)ことで腸壁に住む細菌のアンバランス(dysbiosis)を元に戻すと痒いという症状が結構改善していく動物たちを診察して、生命体の無限の可能性を目の前で見せてもらい、そのキープレイヤーとなるのはやはり菌だと感じています。
口から入り胃を通過して腸管内を移動し、定住せず短期間だけ“宿泊”し、腸管の動きに合わせて移動しながら、その一瞬一瞬で任務を全うして勇敢に戦死するエキサイティングなビフィズス菌や乳酸菌。
まだ絶対的正解はないが、実際に決定打となり裏打ちする研究結果がはっきりとそれを証明しています。特に脅威となる皮膚のブドウ球菌や口腔内のグラエ菌に対して力ずつのアプローチ・抗菌薬による殺菌という空爆で有用菌まで無差別に爆撃することのないように静菌制御して、動物達の腸管内や皮膚表面に暮らす細菌たちの潜在能力に期待するとともに、一生懸命育てた菌の邪魔をしない世界を目指します。
そんな想いを高速道路サービスエリアに設置されて、「コーヒールンバ」の曲にのせてプチ贅沢なコーヒーが出来上がるまでの時間でも読めるくらいにギュッとコンパクトにまとめて発信します。
この想いがアレルギーで痒がる世界中のワンちゃんと猫ちゃんに届きますように…
文責
川野浩志(獣医学博士)
東京動物アレルギーセンター
九州動物アレルギーセンター
福岡動物アレルギーセンター
名古屋動物アレルギーセンター
日本獣医皮膚科学会 認定医
藤田医科大学医学部 消化器内科学講座 客員講師
全日本暴猫連合なめんなよ 親衛隊長(公認)
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★Instagram
東京動物アレルギーセンター(https://taac.jp)
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