にいがた食プロ（新潟県食品事業振興会）

１．設立目的
新潟には国内外に誇れる数多くの『食』を保有するが、まだまだ活用しきれていません。
新潟で『食』に関係する生産者や中小企業が連携し『地域商社』を組成、さまざまなアイデアやネットワークを集結・協働して商品を企画・開発・販売するなど、新潟の『食』を積極的に活用していきます。

２．事業コンセプト
『 新潟の「食」の活用を促進する『地域商社』 』
にいがた食プロは、ポテンシャルを活かしきれていない「にいがたの食」に注目、『収集・利用できる状態に加工』するとともに、『利用を希望する事業者に販売』することを目的にした『BtoB専業の「地域商社」』です。

３．組織概要
名称 一般社団法人 新潟県食品事業振興会
通称 にいがた食プロ
設立 2018年11月17日
事務局所在地 新潟市西区山田2310-1（株式会社 叶味家内）
社員 神田 政彦、長嶋 信司
理事・監事 代表理事 神田 政彦、 理事 長嶋 信司、 監事 深谷 真紀
基金 120万円（神田 政彦 60万円、 長嶋 信司 60万円）
決算 3月31日
会員 正会員、賛助会員

４．会員・事務局の役割
正会員 「食」資源の発掘や調整など、素材開発を行う
加工品・飲食メニューなどを開発して提供する
賛助会員 食プロが提供する加工品や素材を優先して取り扱う
事務局 素材（生産者や1.5次加工品など）の情報を正会員（優先）・賛助会員に提供
正会員の開発した新商品・新メニューのプレスリリースを行う
共同販促（展示会出展・会員間の販路共有の調整など）を行う

５．会員会費
正会員 入会金 ：3万円
年会費 ：3万円（加入初年度は、半期単位で計算、半期の場合、年会費は半額）
月会費 ：不要（ただし、にいがた食プロを帳合とする）
賛助会員 入会金・年会費・月会費いずれも不要

６．活動内容
正会員には、以下の活動が義務になります。※賛助会員の参加は任意
１）会議出席 随時（年間4〜6回程度）
２）情報共有 事務局への売上実績（品目、金額、販路など）の報告（毎月）

７．会員入会
１）原則
正会員・賛助会員ともに、入会者と類似する事業（業種・地域など）を行っている場合、入会を断る場合があります。

２）正会員
正会員として入会を希望する場合、事務局に、会社案内と別紙所定の加入申込書と誓約書に提出、理事会での決議を経て、入会の可否を決定します。
入会が認められたものには、別紙所定の承諾書を貴社に通知します。
承諾書の通知を受けてから、1か月以内に入会金と年会費の納付を行います。
1か月以上の期間を経て納付がなく、事務局の納付依頼を受けても納付がない場合、入会を認めません。

３）賛助会員
賛助会員として入会を希望する場合、事務局に、会社案内と別紙所定の加入申込書と誓約書に提出、理事会での決議を経て、入会の可否を決定します。
入会が認められたものには、別紙所定の承諾書を貴社に通知します。

８．会員退会
１）事業者からの申し出によるもの
退会を希望する会員から、別紙所定の退会届の提出を受けた後、事務局長と面談いただきます。
面談の結果、やむをえないと判断した場合、事務局長が退会を承認します。
年度途中での退会でも、入会金・年会費の返還は行いません。

２）理事会からの勧奨によるもの
食プロの活動に積極的に参加していない正会員については、事務局長から当該正会員にヒアリングを行います。
ヒアリング内容をもとに、正会員間で退会の適否について検討します。
正会員間にて、退会が適当とした場合、理事会に上程します。
理事会にて、退会が適当とした場合、事務局長から当該正会員に退会の勧奨を実施します。
年度途中での退会でも、入会金・年会費の返還は行いません。
Ⅲ．商品

９．プロデュース商品
１）対象
新潟県内で、生産・加工される食材を対象にします。
加工品の場合は、主原料が新潟県内の商品、あるいは、新潟の伝統的な調理品などを対象にします。

２）提出書類
対象商品を保有する生産者・加工者からそれぞれ以下の書類の提出を受けます。
農産品 ：産地証明、および使用する農薬の種類・散布回数などの証明にかかる資料
加工品 ：産地証明、細菌検査表、賞味期限根拠、添加物表示確認、FCP商品基本台帳
その他 ：それぞれの商品ごとに必要と思える資料

３）選定・商品登録
対象商品の生産者・加工者、あるいは推薦する会員のいずれかから、会員に対し商品説明および、質疑応答を行います。
正会員および事務局での検討を経て、商品登録の可否を決定します。
商品登録の対象となった場合、にいがた食プロの取扱商品として、正会員・賛助会員に情報提供を行います。
商品登録完了後、正会員・賛助会員への販売を行います。

４）取引
にいがた食プロとして登録を行った商品について、生産者・加工者と正会員・賛助会員との在庫や品質などに関する情報交換は可能とするが、発注などに関してはにいがた食プロが帳合に入ることとなります。
個々の商品の掛け率などは、事務局と生産者・加工者との間で調整・決定し、原則、全会員共通とします。
個別の事情がある場合、あらかじめ会員と事務局が協議・合意した後、生産者・加工者と協議します。
登録商品について、生産者・加工者と以前から取引関係がある場合は、直接取引の継続を可能とします。
にいがた食プロを経由しないで登録商品の取引をした会員は退会勧奨の対象となります。

仕入から販売のイメージ図
・1次産品（未利用品など）
・1.5次加工を行った産品など

10．プロモーション商品
１）対象
仕入商品 ：にいがた食プロが調達した商品
会員商品 ：にいがた食プロが調達した商品を使用した、正会員の加工品など
にいがた食プロが調達した商品を使用した、正会員が提供する飲食メニューなど

２）会員商品
会員が新商品を開発したり、リニューアルをする場合、事前に、事務局に報告します。
完成した商品を会員間で試食したうえで、にいがた食プロ商品として登録します。
新商品・リニューアル商品ともに、事務局を経由して、マスコミなどに対してプレスリリースを行います。

３）取引
正会員は商品の仕入れから会員外への販売はできますが、賛助会員は自社の加工品や飲食メニューでの使用を目的とした仕入のみになります。
会員が製造している加工品は、他正会員が会員外に販売でき、賛助会員は自社での仕入のみできます。
商品を販売する正会員は、優先的に賛助会員に情報提供を行ったうえで、会員外への販売を行います。
会員が販売を継続している飲食メニューを、他会員が提供する場合、事前に双方での合意を必要とします。
会員外から、食プロに対し直接販売依頼があった場合、対象商品ごとに設定した標準の掛け率で条件の提示を行い、値引き販売は行いません。
大量の取扱いやスポットの取り扱いなどの場合は、会員間で合意を得られた場合のみ、掛け率など条件を変更したうえで、事務局との直接取式を行います。

４）販売促進
にいがた食プロとして行う販売促進の方法は、正会員と事務局の協議によって決定します。
事務局として実施する販売促進は、原則、見本市・展示会などへの出展、ネットショップやカタログ販売などとの取引、販促物の製作と提供となります。
見本市などへの出展料やカタログ販売などに伴う掲載料をはじめとする経費は、原則、事務局が負担する。ただし、見本市などへの出展についてはブース対応者の日当や交通費などについては、会員の負担とします。
商品チラシや飲食店のメニューなどの販促物は会員が制作し、標準見積書は事務局が制作し、随時会員に情報提供します。
販促物については、事務局が製作したうえで、正会員には無償で提供し、賛助会員には有償で提供します。商品を取り扱う会員外には有償にて販売します。

５）販売情報
事務局は、にいがた食プロの仕入状況を一覧表にして整理し、原則、1か月に1度情報共有します。
事務局から会員に、販売先状況などについてヒアリングし、会員内で情報共有することがあります。

新潟県新潟市西区山田2310-１TEL0252345045