オービトロンの新製品の実験中


2022年から発売しているマイクロリアクター。

旧パワーモジュールが現在の取得済み特許技術を用いて作られていて、新しくなったマイクロリアクタープレミアムモデルはこの特許技術から脱却して新しい技術で作られています。

この新しい技術はパワーモジュールの時代からかなり進化しています。

製作は複雑且つ繊細で、ここには多くの新しい技術や素材が使われています。

ひとつ間違えるとまったく別のものが出来上がってしまうほどで、内容から類似する製品を作り出すことはほぼ不可能であり、それは当社が特別にオーダーした素材や製品が使われているからです。

しかしここで壁に突き当たってしまいました。

これ以上の性能向上を果たそうとした場合、画期的な素材や製法を発見するか編み出さない限り、進むことが困難です。

コストを掛ければそれは可能ですが、それでは価格に影響してしまします。


当社では、新しい技術を以て新製品の開発を行うことにしました。

この新しい技術はスマートアーステクノロジーと名付けました。

もちろん、マイクロリアクタープレミアムモデルで培った技術は残し、マイクロリアクター以外の製品に反映させていきます。

パワーモジュールから進化したマイクロリアクタープレミアムモデルのコア技術は完成の域に達していますが、しかしながら伸びしろという点では、ここから多くの努力と時間とコストがかかります。

一方で新しい技術は未だ荒削りながら大きな可能性を持っています。

当社はこの新しい技術の研究にシフトしました。


スマートアーステクノロジーの製品は、原料と技術指導によって誰でも簡単に作ることができるようになります。

パワーモジュールの製造は比較的簡便で、見よう見まねである程度作ることはできます。

一方でマイクロリアクターは非常に困難で、とにかく温度や湿度による影響が大きく、また技術的にも繊細です。

ひとつ間違えるとまったく性能が出ないこともあります。

これが新しい技術では、誰でも簡単に作ることができるようになります。


今回、国内や海外向けに大がかりなOEM供給の話が出ており、これはスマートアーステクノロジーの技術があるからこそ、実現可能になりました。

供給する原材料はブラックボックスですが、それ以外の部分は提携企業にはオープンにしています。

しかも、パワーモジュールやマイクロリアクターと異なり、作業工程が簡素化されており大量生産に向いています。

また、製作する場所で資材調達が簡便に行えるため、輸送コストや保管コストがかかりません。

つまり輸出にも向いています。


まだまだ能力的に完成されていませんが、これから先も技術開発を進め、製品化の実現を目指します。










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