2023.09.26
200万円の請求の事例
スマホを使っていると少なからずいろいろな人から非難を受けます。
実際に今日も受けています。
書き込むときの注意
もう20年以上インターネットの仕事をしているので、非難については慣れていると言えば、慣れています。通常は流します。
ですが、体調や機嫌よくないとムッとするときもあります。通常はそんなことはないです。
通常の場合は書き込む人の
「インターネットだからわからない」
いう思い違いです。実際のところはコメントなどを書くと
「書いた市まで特定できる」
のです。あるいは
「その近隣に住んでいる」
というところまで特定できます。さらに、何か問題があれば、
「本人まだ特定できる」
ということです。以前は同業者の方から匿名で非難を受けたことがあります。
非難するときに実名であれば話はできますが、通常は匿名です。本人もバレないと思っています。
以前は北九州市の塾の先生から匿名で非難を受けました。
何で特定できたのかというと特定できる方法があるからです。
実際の方法は以下です。
相手から避難中傷を受けた場合
実際は書き込みやメールからIPアドレスから特定します。
サービスの管理者から特定
接続情報を開示してもらいます。実際に非難を受けた場合はIPアドレスを受けた場合はIPアドレスを特定します。
次にその相手がだけか特定します。通常は情報開示を求めますが、通常はできにくいので弁護士を使います。
弁護士にもよりますが、、1回目の開示請求で15~30万円。2回目の開示請求でも15~40万円になります。
そうすると当然ですが、
「相手への請求も高額」
になります。過去にはこんな事例もあります。
200万円の請求の事例
以下は実際にあった話です。
「嫁がブス」の書き込みに200万円の請求 DeNA井納投手の妻が執念の投稿者追跡
つまり、プロ野球選手が書き込みに対して慰謝料を請求した事例もあります。書いた本人は軽い気持ちですが、やったことの大小は大きいです。
記事にはこんなことが書かれています。
プロ野球の横浜DeNAベイスターズの井納翔一投手(31)の妻が、ネットの「嫁がブス」という書き込みに怒り、匿名の壁を突破して探し当てた20代の女性に、約200万円の慰謝料を請求した。匿名に隠れて勝手なことを書いているネット投稿者には衝撃だ。
井納投手は昨年25試合に登板して6勝10敗、防御率3.84、年俸8500万円、オールスターに3回出ている現役のバリバリだ。昨年(2017年)7月、ネットの匿名掲示板で話題になり、奥さんの写真が出た。これを見た一人が、「そりゃこのブスが嫁ならキャバクラ行くわ」と書き込んだ。むろん匿名でだ。
ネット掲示板に情報開示を求めた
ところが11月、井納選手の妻から投稿者に通知文が届き、さらに12月半ば訴状が届いた。原告は井納選手の妻(20代後半)、投稿者の20代の女性・会社員Aさんに対して、191万9686円の慰謝料と訴訟費用の被告負担を請求していた。FRIDAY2月9日号によると、Aさんは、「軽い気持ちでした書き込みで、まさかこんなことになるなんて......どうしたらいいのか、途方に暮れています」という。
匿名掲示板なのに、なぜ投稿者がわかったのか。これが肝だ。
井納投手の妻は掲示板に対し情報開示を請求。AさんのIPアドレスを入手して、ネット提供会社(あるいは携帯会社)から個人情報(氏名、住所、電話番号)を得た。情報開示は、権利侵害が明白、正当な目的がある場合などで認められるという。
清水陽平弁護士は「基本的には拒否されるので、裁判が必要になる。一般の人には難しい」という。このケースは、それを突破したわけだ。通常、相手を特定するまでに、8?9か月、裁判に1年以上かかるという。
玉川徹「やる気になったらやれるということがわかった」
ただ、弁護士費用などで、これに77万円を要した。訴状には、これもAさんに払えといっている。
清水弁護士は、慰謝料の上限が100万円なので、今回は「30~60万円に成るかも」という。
トータルで見れば、訴訟に勝っても「ほんの少しお金が入る程度」(清水氏)、住田裕子は「足が出る場合もある」という。
このケースについて清水氏は、「名誉毀損は難しいが、プライバシーの侵害か名誉感情の侵害にあたる可能性がある」という。
「名誉毀損」は社会的な評価の低下、「プライバシー」は私生活、個人情報。「名誉感情」は、バカとかアホとかいう罵詈雑言だと。
ブス」が名誉感情、「キャバクラ」はプライバシーの侵害にあたるという。
子どもにスマホを使わせるときはこういったことも伝えておかないといけません。