2023.09.06
14万8000回
「14万8000回」
という数字を知っていますか?実はこの数字にはこんな意味があったのです。
14万8000回という数字の意味
14万800回というのは人が成人になるまでに否定される言葉だそうです。これだけ否定されたら確かに効きますよね。
こんなことを聞かされていると確かに嫌になります。
実は私が指導してて一番厄介なのが、この否定的言葉で満たされた子どもの頭の中を変えていく作業です。
それに時間がとてもかかっているわけです。
どうしてこの子は自信がないのであろう
スピードの遅い子
成績の良くない子
に限って自信がない子が多いです。自信がないからやらない。やらないから余計できなくなる。
その繰り返しです。自信のない子ほどチャレンジさせて取り組ませて、失敗したらそれを治してさらにチャレンジするっていうサイクルを回さないといけません。
と言うかも知れません。子どもが勉強しないのであなたは
と言っているのにもがかからず、子どもがしないということがあるかも知れません。
そのときにはほめるのではなく、フィードバックしてあげればいいのです。
私がやっている指導はほめるのではなく、フィードバック
例えば、今回中学受験の生徒がいました。その生徒は今までどちらからと言うとやらされている感じがあったのですが、最近ノートに自分が間違ったところを赤で直しています。
「××に注意」
とかそういう風に自分から書いていました。完全に成果を意識した勉強法に変わってきています。
そういった時に必ず本人にそれを伝えるわけです。
とか
とか。これは決してほめて勉強させようという気持ちでするわけではないのです。
子どもはバカでないという話
親が子どもに勉強させようと思ってほめると子どもは親の腹の中にある「勉強させよう」という意図に気づいています。
だから素直に従うことはないです。ですが、やった小さな変化に気づいてそれを返してあげます。
それだけで子どもの中では自分自身のやっていることが認められたということで自信を持つことができるのです。
だから、いいと思ってほめるのではなくやったこと細かく認めてあげることです。そして本人に伝えることです。
大切なことは観察と小さなフィードバック
大切なことは子どものこと良く観察していくこと。そして、少しでも良い方に変化があったらそれを本人に伝えることです。
ほめるのではなく、認めてそれを伝えていくこと。そうすることによって子どもが変わっていきます。
「やったけれど変わらなかった」
というのは今までやってきたことが長い分だけ変わるのにも時間はかかります。今まで勉強しなかった子が少し勉強しただけで
「成績が上がらなかった」
と嘆くのと同じです。
例えば。今まで宿題を半分しかしなかったのが、「とにかくやろう」という姿勢に変わったとか、あるいは宿題を少しでもしたら、「やったね」という感じです。
人が変わるのは大きなショックがあればイッキに変わりますが、通常は歯磨きの習慣と同じとジワジワと変わっていくのです。
1日や1週間ではその変化はわかりませんが、1年2年とやっていくと違った人になるように変わっていきます。
これからの時代の子育て
これからの時代は失敗がつきものです。失敗がつきものと言うと違和感があるかも知れません。
が、新しいことがどんどん増えてきて、今までと違ってきた方法が求められます。だから、失敗せざるを得ないのです。
それではどれが正解は、小さく早くやって失敗して、それを修正して、またチャレンジするというサイクルが必要なのです。
そして、自分で正解を見つけていくのです。そのサイクルをどんどん多くやらないと前に進めない時代なので失敗をすることは必要なのです。
ただし大きな失敗に繋げないように小さな失敗を繰り返して、それを修正する能力です。
だから子どもに必要なのは失敗しないことではなく、失敗してもそれを冷静に受け止めて、それを改善する能力なのです。
そういった能力を持たないと生きていけないのです。
まずは始めてみよう
まずは子どもを十分に観察して下さい。そして、少しでも変化があったらほめるのではなく、認めてそれをフィードバックしてあげて下さい。
小さなことでもいいです。普段、手を洗ってなかったら、「えらいね。今回は洗ったね」言う風に言ってあります。
そういうことを繰り返し繰り返しやると自己肯定感の高い子になります。