夏休みにどんな声をかけます?アメリカのお母さんvs日本のお母さん


夏休みになると学校の授業がストップしているので少し余裕があります。
勉強をする前に話をすること
もちろん、勉強しないといけないのですが、それよりも大切なことができます。
それは「将来の夢・仕事について考えること」です。
特に親は
「夏休みだから勉強しなさい」
と言いますが、
「夏休みだから自分の将来についてじっくりと考えなさい」
とは言いません(笑)。ですが、本当は
「自分の将来について考える」
方が何倍も大切なのです。
広島・マレーシア・奈良の先生で語った話
先日、広島の進学空間Moveの宮脇先生、マレーシアで塾をしているまなび舎中尾先生と3人でいろいろ話をしました。
3人に共通しているのは、「将来を見据えた教育」です。
勉強する前に、「将来の夢」「自分がやりたいこと」を考えて、それを勉強につなげていることです。
特に自立して自分で勉強していくには勉強が楽しいのと、勉強に対する意味があると強力です。
実は勉強しなかった子が急に勉強したり、動きだしたりするときは
「自分の将来の目標が決まったとき」
が多いです。今までダラダラとやっていた子が急に勉強するようになった。
「どうしたの?急に勉強するようになって?」
と聞くと
「××高校に行きたい」
「将来は××したい」
というときも多いです。そうやって
「自分の方向性」
が決まったら勉強をスタートする子もいます。子どもに対して、明確な理由もなく
「とにかく勉強しなさい」
という形では中々勉強に対して意欲がわかないものです。
それよりも
「将来は医者になりたい」
「将来は介護の仕事に就きたい」
「輸入雑貨のお店を開きたい」
「看護士になりたい」
と目標が決まった方が
「勉強する」
のです。一方
「将来何になりたいのかわからない」
「やりたいことがない」
という子もたくさんいます。いえ、ほとんどが
「やりたいことが決まらない」
のかも知れません。
では、そんなときはどうするのか?と言うと、
「将来は何になりたい?」
「将来はどんな仕事に就きたい?」
と聞くのです。もちろん、聞いても
「そんなのわからない?」
と言うかも知れません。ですが、
「聞かれたことは考える」
そのときは
「将来はどうするのかな・・」
「将来はどんな仕事をすればいいのかな」
と考えると思います。
アメリカのお母さん。日本のお母さんの口癖
実はこれは、ある中学で使われた模試の英文に書かれた内容ですが、
日本の母親の口癖は
「勉強しなさい」
だそうです。一方、アメリカはでは
「勉強しなさい」
ではなく
「あなたは将来何になりたいの?」
だそうです。
「どんな言葉をかけるのか?」
によって人は変わってきます。いえ
「どんな質問を投げかけるのか?」
によって
「脳が考える内容が異なります」
子どもに
「自立した子に育ってほしい」
というときは
「子どもが自立するような質問」
をしないといけません。その第一歩が
「将来何になりたいの?」
です。ぜひ、夏休みにそして、ことあるごとに投げかけてみてください。
そうすることで子どもは
「将来の自分について考える」
ようになります。
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