子どもを身につけさせたい話2

「成績の上がる計画の立て方セミナー」

をやっていました。なぜこんな話をするかと言うと、もちろん成績を上げるためだけではありません。

名前ではそうたってますが、子どもに自分自身の将来について考えてもらうためです。

そして、今回は前回の子どもに残したい話の続きです。

子どもに身につけさせたいものは何という話

その2つ目です。

2.自分で考えるという姿勢

今日もセミナーで子どもたちに考えてもらいました。最初の質問は

「自分自身が50歳だったらどうなっているのか?」

という話です。すぐに答えが出る子もいますが、なかなか出ない子もいます。

実際にすべての人が生きていたら50歳を迎えます。そのときにどんな風になっているのかというのはあまり考えません。

将来のことを考えることによっていろいろやることが決まってくるのです。次は、将来の夢です。

将来の夢についてはそれぞれみんなで話をしました。そして、それぞれ自分の夢を実現するために、何をすべきかを考えてもらいました。

過保護な家で育てられるとこの

「何をしないといけないのか?」

というアイデアが出てこないのです。これから生きていく上では、どんな職業についても自分自身で考えないといけません。

現状を把握して、分析して、それに対して対策を打つ。その繰り返しです。それにはまずは自分で現状を把握しなければいけません。

そういったことはある日突然できるというわけではないので、常日頃から練習していくのです。

今回も子どもたちは面食らっていたようでした。

「50歳になっていたらどうなっているのか?」
「将来は何になりたいのか?」
「そのために何をしないといけないのか?」
「今の課題は何か?」
「それに対してどんな対策を打つのか?」

と。こういうのは常に考えていくと鍛えられてドンドンアイデアが出てくるのです。

実は私もこれについてはトレーニングを積んでいます。自分の塾がオープンしたときに塾がうまくいっていませんでした。

そのときに自分自身の塾の売上を上げるために毎日20個。その対策を考えるようにしていました。

最初の2~3個は簡単に出るのですが、後半になるとすごく苦しいのです。なかなかアイデアが出ないので、絞り出そうとするだけで頭が鍛えられるわけです。

そうやって力をつけていきました。これは、「ユダヤのアイデア20」という方法で、ユダヤ人は命に係わるときこの方法をとったそうです。

今の危機を乗り越えるためにアイデアを20個出して、その中で有効な方法を3つ実行するのです。

考える力というのは実際に考えないと力がつかないので、どんなときにも考えるという工夫が必要なのです。

その工夫が「質問」です。私が子どもたちに質問したことで子どもたちは考えるようになりました。

だから親御さんも質問していくのです。

「将来は何になりたい?」
「自分はどうしたいの?」

「今回のテストについてどうすればいい?」

と。そして、最終的には

「自分で自分に質問するようにする」

のです。そうやって自分で考える姿勢をみにつけていくのです。そうしてドンドン頭を使うようにしていくのです。


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